2025年を迎え、専門家が年間予想を競い合う。ところが、25年ほど専門家泣かせの年はない。米国の政治、経済、相場の先行きに目線の定めようがなく、強弱一方向に傾けた強い予想は掲げにくい。そうかといって、それが安穏な情勢判断を意味しないことは明らかだ。25年の「まさか」を4テーマから検討し、目線が定まらない事情を浮かび上がらせる。特定の見方に肩入れすべき状況ではなく、波乱に備える柔軟性こそが重要な1年と考える。

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