近年では日本の研究力の低下が盛んに指摘されているが、知の基盤を担うべき国立大学の改革は、掛け声ばかりで実を結んでいない。その原因として筆者は、大学の自己規律を軽視した教授選考制度が一端にあると指摘する。高等教育制度の構造などにおいて共通点が多いドイツと比べると、日本のとりわけ人文系学部における教授人事は、まさに「ユルユル」と呼ぶほかないのだという。本稿は、竹中亨『大学改革―自律するドイツ、つまずく日本』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。
続きを読む日本の大学とドイツの大学「教授人事」の決定的な違い
最新記事

リーダーの仮面
「別に出世したくないんで」と言われたとき、頭のいい管理職は何と言う?

「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法
「センスがなくても伝わる広告」のつくり方。感覚よりも実際の声を活かす方法

STOIC人生の教科書ストイシズム
イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい人」はどう返す?

17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。
「これからは学歴じゃなくて個性の時代のはずです。ステータスだけで判断しないでください」。社会の評価を論理的に考える

大学図鑑!2026 有名大学82校のすべてがわかる!
【成蹊? 成城? 明治学院?】GMARCHに迫る大学の序列はこの20年間でどう変わった?【20年前の序列マップ付き】