プラント大手の日揮ホールディングス(HD)が2025年3月期の業績予想を大幅に下方修正した。昨期から続く海外EPC(設計・調達・建設)プロジェクトでの混乱と追加費用の発生が主因。昨期に続く下方修正となり、2期連続の最終赤字に陥る見込み。経営責任を明確にするため、EPCを統括していた石塚忠社長最高執行責任者(COO)が辞任し、佐藤雅之会長最高経営責任者(CEO)が社長を兼務する異例人事も発表した。昨期から混乱に陥っていたEPCの改革を進めてきた石塚氏が事実上の引責辞任する事態となったが、日揮HDはうみを出し切ったといえるのか。新たなLNGプロジェクトの受注動向なども含めた今後の展望を探った。
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