一般に、再生局面にある事業者は、時間の経過とともに事業価値が減少し、打ち手が狭まり再生可能性が失われていく。大企業は株主主導のコーポレートガバナンス強化の傾向を反映し、金融支援を受ける前の早期段階で再生にかじを切る事例が増加する一方、中小企業の抜本再生着手時の事業・財務の毀損状態は従前に比して悪化している。

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