「大阪も東京も地元だ」サントリーの佐治敬三がビールシフトの大号令!参入から“5年で黒字化”の野心計画を披露
ダイヤモンドで読み解く企業興亡史【サントリー編】(7)後編
今春、サントリーホールディングスで10年ぶりに創業家出身者がトップに就任する“大政奉還”があった。1899年に「鳥井商店」として産声を上げ、創業120年の歴史を誇る日本屈指の同族企業、サントリーの足跡をダイヤモンドの厳選記事を基にひもといていく。「ダイヤモンド」1964年7月20日号において、63年のビール事業参入の翌年に「ビールに親子2代の悲願をかけるサントリー」と題して掲載された、サントリー(現サントリーホールディングス)社長の佐治敬三とダイヤモンド社社長の寺沢末次郎の対談を2回にわたり紹介する。後編となる本稿では、佐治が1年前に参入したビール事業の生産拠点を東京に設けたことに関して「大阪も東京も地元なんだ」と、ビールへのシフトを強調する。
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