「ずば抜けて頭のいい人」は“指”の使い方が違う…読書効率が激変するワケ
「本を読むのが速い人の秘密」がわかった!
読書中、私たちは文字を脳内で“音”に変換し、その音で理解しています。ポイントは「音の理解速度」。ここを鍛えれば、読書は一気に変わります。本連載は、耳から脳を鍛え、速読力を高める「速聴トレーニング」をお伝えするものです。脳を鍛えることで、理解力、記憶力、集中力もアップします。そのノウハウをまとめた『耳を鍛えて4倍速読』の刊行を記念し、本記事を配信します。

「ずば抜けて頭のいい人」は“指”の使い方が違う…読書効率が激変するワケPhoto: Adobe Stock

「ずば抜けて頭のいい人」は“指”の使い方が違った!

 本日は「効率的な読書術」についてお伝えします。

 本を読み続けるうちに、「効率よく読めるときほど、実は細部まで読んでいない」という事実に気がつきました。スキミングは、日本語では「飛ばし読み」とも呼ばれます。目的に関係する箇所を素早く見つけるために、重要度の低い部分は読み飛ばすのがポイントです。

科学的な根拠は?

 学術的に見ると、スキミングは選択的注意(selective attention)と呼ばれる人間の認知特性を活用した読書法です。人間の脳は、すべてを同じ密度で処理するのではなく、重要な情報に資源を集中的に配分するようにできています。

高速で指を這わせ、「視線」を文字に集中させる

 スキミングのコツを1つお伝えします。それは『高速で指を這わせ、「視線」を文字に集中させる』です。

 人間の目は動くものに自然と注意が向く特性があります。この特性を利用し、指やペン、定規などを文字に沿って素早く這わせることで、視線の移動速度を上げる方法です。具体的な方法をご紹介します。

 ・指やペンを文字の上で滑らせる
 ・通常の2倍程度の速さで動かす
 ・気になる部分で一時停止し、重要でない部分は加速する

 このテクニックは「フィンガーペーシング」と呼ばれ、速読の世界では古くから活用されています。「カッコ悪い」と思われがちですが、効果は抜群です。驚くことに、このシンプルな方法だけで読書速度が50%向上したという報告もあります。私も人前では使いませんが、1人で集中して読むときはこの方法を愛用しています。

(本原稿は『耳を鍛えて4倍速読』の一部抜粋したものです)