戦後、焼け野原になった新宿に闇市を作った男・尾津喜之助。彼はテキヤの親分というアウトローながら、貧困層のために無料診療所や無料葬儀社を設立した。弱きを助け強きを挫く任侠の心がまだギリギリ生き残っていた時代、私財を投げ打つ尾津の見栄と本音に迫った。※本稿は、フリート横田『新宿をつくった男 戦後闇市の王・尾津喜之助と昭和裏面史』の一部を抜粋・編集したものです。

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