自動車メーカーのダイハツが行っている「地獄のAI研修」をご存じだろうか。工場の製造現場で働く社員たちが2カ月でPythonを習得、自力でシステムやアプリを作れるようになるというものだ。2カ月間本業を休んで研修だけに打ち込み、自分の職場の業務課題を設定し、実際にそれを解決できるようにするプログラムなので、普通の社内研修とは本気度が違う。そしてダイハツといえば、2023年に発覚した認証不正問題が記憶に新しい。認証試験の不正を防ぐために作業を自動化・高速化するシステムも、この研修に参加した現場社員が自力で作り上げたという。

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