2018年に経済産業省のレポートが「DXの壁」を指摘したように、日本では、DX(デジタルトランスフォーメーション)が遅れているとよく言われている。また、「日本はもはやIT後進国」「なぜアメリカのGAFAや中国のBATHと渡り合える企業が日本では生まれないのか」などの悲観的な意見もしばしば見かける。しかし、日本にもDXと正面から向き合い、本気で未来を変えようとしている人たちがいる。本連載では政府や官公庁、民間企業、大学などを取材。日本のDXの現場で、“今起きていること“を明らかにしていく。