今春、サントリーホールディングスで10年ぶりに創業家出身者がトップに就任する“大政奉還”があった。創業120年の歴史を誇る日本屈指の同族企業、サントリーの足跡をダイヤモンドの厳選記事を基にひもといていく。本稿では、「ダイヤモンド」1967年8月7日号の特集『新・成長商品の打撃率調査』内の記事「純生ビールとサントリー」を紹介する。サントリーが1967年4月に新発売した純生ビールは好調な滑り出しを見せていた。日本初の熱処理をしない生ビールの純生は、サントリーのシェア増に大きな貢献を果たすことになる。記事では「純生作戦」という大勝負に打って出たサントリーの戦略を分析する一方で、二つの懸念点も指摘している。
続きを読むサントリーの「純生ビール」が大ヒットへ!新工場計画も浮上の超積極策“純生作戦”に漂う“2つの懸念”とは
ダイヤモンドで読み解く企業興亡史【サントリー編】(19)
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