近代オリンピックでは、大会によって競技に含まれないこともある野球。しかし、日本においては、当初からオリンピックと野球は近い位置にあったという。大河ドラマ『いだてん』では、野球とオリンピックをつなぐ人物や出来事が数多く描かれた。作中に登場する、自由奔放なバンカラ集団「天狗倶楽部」のエピソードを通して、その意外な接点をたどる。※本稿は、中野 慧『文化系のための野球入門 「野球部はクソ」を解剖する』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。

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