「いいかげん」の代名詞・高田純次が語った「歳とったらやってはいけないNG行動」3選が名言すぎた写真はイメージです Photo:PIXTA

人は誰でも、生きていればいつかは歳をとり高齢者になる日が訪れる。若者や働き盛りの世代は、目の前の夢や目標に向かって人生を歩んでいくが、高齢者になったら何を目指したらいいのだろうか。高齢者専門の精神科医である和田秀樹医師が、年齢を重ねてもおもしろく生きるコツを提言する。※本稿は、精神科医の和田秀樹『老いの品格 品よく、賢く、おもしろく』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。

「こうなりたい自分」から
「こうありたい自分」へ

 高齢になることの大きなメリットの1つは、世俗の価値観から自由になれることだと思います。

 人は一般的に、「こうなりたい」と思うものに向かって人生を歩んでいきます。人生の大半の時期においては、「この職業に就きたい」「この肩書を得たい」など、具体的なものをめざすことが多いはずです。

 でも、歳をとるとそれが難しくなってきます。そこから先は、「こうありたい自分」というものをもたないと、生きていくのがしんどくなるのではないかと思います。

 実際、私はある時期から、肩書に対する関心がほとんどなくなり、「こうありたい」という、自分にとっての理想について考えるようになりました。そこで私が真っ先に思うのは、歳をとっても「おもしろい人」でありたい、つまらない人と思われたくないということです。

 競争社会のなかでは、「おもしろい人」が勝つわけではありません。それでも、長い目で見れば、競争社会で勝ち抜くよりも、おもしろい人であることに価値を感じます。

 世俗の価値観を軸にしていれば、この職業のほうがより社会的地位が高い、この肩書のほうがより偉い、だからそれをめざすという発想になると思います。