今春、サントリーホールディングスで10年ぶりに創業家出身者がトップに就任する“大政奉還”があった。創業120年の歴史を誇る日本屈指の同族企業、サントリーの足跡をダイヤモンドの厳選記事を基にひもといていく。本稿では、「ダイヤモンド」1968年6月24日号に掲載された『京都・新工場にかけるサントリー――ハイペースのビール設備増強』という記事を紹介する。サントリーは67年に発売した純生ビールの大ヒットの波に乗り、京都工場の新設など大型の設備投資を矢継ぎ早に仕掛けていた。当面の大赤字経営も覚悟の上で、サントリーが攻めの姿勢を続ける背景には、実は目先に迫り来る危機の存在があった。
続きを読むサントリーが「純生ビール」大当たりで設備増強を加速!“大赤字でも積極攻勢”の背景にあった危機の正体とは
ダイヤモンドで読み解く企業興亡史【サントリー編】(23)
特集
最新記事
ふるまいよしこ「マスコミでは読めない中国事情」
中国インフルエンサーの発言で人気レストランの客が激減…誰も得しなかった“珍騒動”の顛末とは?
ニュースな本
「ポッキー」「じゃがりこ」「キットカット」人気のお菓子に共通するヒットの法則とは?
EXPERT
オーケストラが違う曲を弾き始めた…絶体絶命のピアニストが取った行動とは
ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書
「慶應生の息子が『ベンチャー企業に入りたい』と意思をまげません。親としては新卒で大企業に就職してほしいのですが…」新卒で入る企業を考える
ニュースな本
「老後が怖い」…韓国で“無料食堂”に並ぶ高齢者が語ったリアルすぎる本音