世界で初めて、発行主体を持たない分散型デジタル通貨「ビットコイン」を生み出した謎の人物、サトシ・ナカモト。しかし彼は、莫大な資産を残したまま、2011年に突如として姿を消した。富にも名声にも興味を示さなかったこの革新的な技術者は、いったいどんな人物なのか――。その正体を追い続ける中で、サトシと数々の点で一致する“限りなくクロに近いグレーな男”の存在にたどり着いた。※本稿は、ジャーナリストのベンジャミン・ウォレス著、小林啓倫訳『サトシ・ナカモトはだれだ? 世界を変えたビットコイン発明者の正体に迫る』(河出書房新社)の一部を抜粋・編集したものです。

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