イスラエル軍の戦死者のうち、約45%が宗教的な使命感を強く持つ兵士たちだとされる。この偏りは、単なる偶然ではない。軍の最前線には、「約束の地」を取り戻すことを自らの役割と考える人々が集まりつつある。そうした価値観は、戦い方だけでなく、国家の判断にも影響を及ぼしている。なぜイスラエルはガザから撤退できないのか。※本稿は、イスラーム研究者の池内 恵編著『「世界を動かす宗教」講義』(PHP研究所)のうち、国際政治学者・立山良司氏による執筆部分の一部を抜粋・編集したものです。

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