近年の精神医学の大きな発見のひとつは、うつ病などの精神疾患(の少なくとも一部)に、脳の炎症がかかわっているというものだ。精神科医モンティ・ライマンの『脳のなかの免疫、免疫のなかの心』(塩﨑香織訳、佐々木拓哉解説/みすず書房)は、最先端の知見にもとづいて、免疫系が脳(こころ)に影響を与えているだけでなく、そこには腸内の微生物叢であるマイクロバイオームも関係していると述べている。

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