初期重商主義の実務家兼理論家トーマス・マンに続き、第6回では後期重商主義時代を代表する経済理論家といわれるジェイムズ・ステュアート(James Steuart、1713~80)を紹介します。ステュアートはもともと学者ではなくスコットランドの貴族です。1745年にカトリックなどによる反イングランドの「ジャコバイト蜂起」の主要人物として国外追放され、18年間大陸ヨーロッパへ亡命していました。各国経済をつぶさに観察し、関心を深めた亡命貴族は経済の研究者へ転じていきます。そして亡命先で大部の経済書の執筆を続け、の帰国後に出版したのが『経済の原理』でした。
続きを読む同時代のアダム・スミス『国富論』に吹き飛ばされたジェイムズ・ステュアート、「単純な重商主義者」「スミスが批判した」は嘘だった?
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