「女が東大に行ってもろくなことはない」――そんな父の言葉に、「そんなことないわよ!」と声を上げた母。その一言が、後にシンガーソングライターとして時代を切り拓く加藤登紀子氏の人生を動かした。引き揚げ体験のなかで「空だけを見て育った」という少女は、見えない壁を壁とも思わず、自分だけの道を歩いていく。医師で作家の鎌田實氏が、その自由でしなやかな人生観の源流に迫る。※本稿は、医師の鎌田 實『女の“変さ値”』(潮出版社)の一部を抜粋・編集したものです。

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