加藤登紀子さん 提供:トキコプランニング
「知床旅情」など多くのヒット曲を誇る加藤登紀子。彼女によれば、60年の歌手生活において、強く惹かれ電撃的な出会いと交流をもった女性トップシンガーが2人いるのだという。自らの人生に大きなギフトを与えてくれた“魔女”2人とのエピソードを語る。※本稿は、歌手の加藤登紀子『「まさか」の学校』(時事通信社)の一部を抜粋・編集したものです。
テレビで見て2秒で
中島みゆきに釘付けになった
「魔女2人」との出会いを語ってみたい。
私の歌手人生に大きなギフト(贈り物)を運んでくれた2人。
中島みゆきさんと中森明菜さん。
どちらも私が一方的に魅せられて、その星の軌道に飛び込んだ、そんな電撃的な出会い。
共通しているとすれば、それはちょっと機嫌の悪そうな感じ?(笑)
一切人に笑顔のサービスはしないよ、というような度胸が見える。
どちらかと言えば、笑顔サービスが得意な私は、そこに何よりのコンプレックスを感じてしまう。
なんとなく「知らん顔」してるようなクールさがあるのに、猛烈に挑みかかってくる存在感が素晴らしい。
たぶん素顔のご本人はそんなつもりはなく、十分ヘラヘラしたり、やさしかったり、おしゃべりだったりするかもしれない。でも絶対油断できないよね、この2人(笑)。
だから私は「魔女」と呼ぶ。
中島みゆきさんとの出会いのきっかけは1975年10月。
ヤマハのポピュラーソングコンテスト(ポプコン)でグランプリを獲得した第一報をテレビのニュースワイドで見たのだ。
「時代」という曲をうたって登場し、画面いっぱいにアップされた顔を見た時、私は2秒で釘付けになった。







