2000年の米大統領選では共和党と民主党の支持がほぼ拮抗していたテネシー州オビオン郡。しかし16年後、この地域では有権者の約8割がドナルド・トランプ氏に票を投じた。背景にあったのは、地域経済を支えてきたグッドイヤー工場の閉鎖と、中国製タイヤの流入をはじめとするグローバリゼーションの波だった。1900人の雇用が失われた町で何が起き、人々はなぜ政治的選択を変えたのか。その軌跡をたどる。※本稿は、デイヴィッド・J・リンチ著、寺尾時彦訳『グローバリゼーションは失敗だったのか 上』(原書房)の一部を抜粋・編集したものです。
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