山脈、河川、海峡――人類の歴史を最も大きく動かした地形はどれか。山や川は、そこにあることがひと目でわかる。だが海峡は、実際に進み、その先に別の海があると確かめられて初めて「道」になる。マラッカ海峡やマゼラン海峡の発見は、人と物の流れを変え、交易や国家戦略、世界地図そのものを書き換えた。隔てると同時につなぐ海峡は、なぜ歴史の転換点となったのか。『地図で深読み世界史』の著者、伊藤敏氏が地形と人間の「発見」が世界史を動かす瞬間を語るインタビュー記事。大人の教養として、地図だけでは見えない海峡の意外な力をひもとく。

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