多くの日本企業がDXを経営戦略の常識と捉え、巨額を投じながら期待した成果を得られていない。その根本原因は、デジタル技術の欠如ではなく、組織の中に生じた深刻な「分断」にある。数多くの新規事業開発、そして数千億円規模のDX導入に立ち会ってきたドリームインキュベータが提唱するのは、IT部門や外部ベンダー任せにしない「事業主導型DX」である。この度、同社執行役員である島崎崇氏が書籍『いつまでその“DX”を続けるのか』を上梓、実際の現場で起きた生々しい変革事例を基に、抽象的な戦略論ではない実行ノウハウを公開した。単なる効率化を超え、テクノロジーを梃子に企業価値を「アンプリファイ(価値増幅)」させる手法は、停滞する日本経済を再び輝かせるための処方箋となるはずだ。 本連載では、特別に同書からその一部を公開する。第3回は、企業の変革とともに歩むDIの矜持。

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