『三国志』といえば、劉備、曹操、諸葛亮――。だが、物語の後半に目を向けると、魏の権力構造を内側から大きく動かした「渋い実力者」が浮かび上がる。司馬懿の長男・司馬師だ。父が築いた基盤を受け継ぎ、反対勢力を抑え、弟の司馬昭とともに司馬氏の支配を固めた彼は、なぜこれほど重要なのか。『地図で学ぶ「深読み世界史」』の著者が、群雄割拠の英雄譚とはひと味違う、三国志末期の“権力をめぐる政治劇”を解説。もし彼が長生きしていたら晋への道はどう変わったのか、歴史の「もしも」とともに司馬師の知られざる魅力を読み解く。
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