アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)の総称を指す。
2009年に最初の仮想通貨であるビットコインが誕生して以降、次々とアルトコインが開発され、今やその数は数万種類に到達している。
今回はそんなアルトコインについて、投資する上でおすすめの銘柄や、アルトコインに投資することのメリット・デメリット、注意点まで徹底的に解説していく。
「おすすめのアルトコインを知りたい!」、「ビットコイン以外の仮想通貨に投資してみたい…!」という方はぜひとも本記事を参考にして欲しい。
- 投資するアルトコインの選び方
- 分野別おすすめのアルトコイン22選を徹底紹介
- アルトコインへの投資に適したおすすめの国内仮想通貨取引所5選
- アルトコインに投資するメリットとデメリット
- アルトコインに投資する際に注意しておきたい3つのポイント
アルトコインはさまざまな仮想通貨取引所で取り扱われているが、中でもおすすめは、国内取引所最多水準のアルトコインを取り扱っているコインチェックだ。
コインチェックは金融庁に登録している国内取引所であるため、比較的安心して取引を行うことができる。
アルトコインへの投資に興味がある方は、この機会にコインチェックのこともチェックしておくとよいだろう。
アルトコインとは?
アルトコインは、世界で最初に誕生した仮想通貨であるビットコインを除く、すべての仮想通貨を指す。
その数は非常に多く、仮想通貨のデータアグリゲーターであるCoinMarketCapには、記事更新時点(2024年12月)で、180万種類以上ものアルトコインの情報が掲載されている。
なお、CoinMarketCapがすべてのアルトコインを把握・掲載しているわけではないため、総数はさらに多い。
なお、日本の仮想通貨取引所では、数え切れないほどあるアルトコインの内、各仮想通貨取引所がプロジェクトの内容を精査して、金融庁が上場を認めたもののみ(通称、ホワイトリスト)が取り扱われている。
そのため、海外の仮想通貨取引所と比べると種類は限られるが、ある程度の信頼性が担保されたアルトコインのみが揃っている。
また、数あるアルトコインの中でも特に時価総額が比較的低いものを「草コイン」と呼ぶ。
「草コイン」は、その特性上アルトコインよりもさらにボラティリティ(価格の変動)が大きいものが多くなっているので、取引する際には細心の注意を払っていただきたい。
アルトコインの選び方
さて、CoinMarketCapだけにおいても180万種類以上も存在しているアルトコインであるが、ここからはそんなアルトコインの選び方について解説していきたいと思う。
本記事では、以下の3つのポイントからアルトコインの選び方を解説していきたいと思う。
- 時価総額(Market Cap)を基準に選ぶ
- 銘柄のカテゴリー別に選ぶ
- 取扱いのある仮想通貨取引所から選ぶ
ぜひともアルトコイン選びの参考にして欲しい。
アルトコインの選び方①時価総額(Market Cap)を基準に選ぶ
アルトコインの選ぶ際に参考になる指標の一つが、対象仮想通貨の「時価総額」である。
簡単に説明すると、仮想通貨の時価総額は、「流通しているコインの総数×その時点のコイン1枚あたりの価格」で算出することができる。
例えば、記事更新時点(2024年12月)の時価総額1位はビットコイン(BTC)、2位はイーサ(ETH)、3位はテザー(USDT)となっている。
そして、この時価総額は仮想通貨の価格の「安定度合い」を測るための指標として用いられることも多い。
一般的には、時価総額の大きい仮想通貨ほど、時価総額の低い仮想通貨に比べて安定している言われている。
※あくまで目安であり、その時の市場の状況や個別銘柄のファンダメンタルなイベントに左右されることも多いので注意していただきたい。
裏を返すと、時価総額の比較的小さいアルトコインは時価総額の大きいアルトコインに比べてリターンが大きくなる可能性があるということだ。
「アルトコインで大きなリターンを狙っていきたい…!」という方は、時価総額の小さい銘柄に注目することも方法の一つと言える。
しかし、時価総額の小さい銘柄は流動性が低かったり、詐欺コイン(スキャムコイン)であったり、値動きが比較的激しいなどといったリスクも同時に高くなっているので、取引される際には十二分に注意が必要であろう。
アルトコインの選び方②銘柄のカテゴリー別に選ぶ
アルトコインの選び方の二つ目の視点は「カテゴリー別に選ぶ」ことである。
ひとえに「アルトコイン」といっても、それぞれの通貨の分野は多種多様だ。
- レイヤー系(L1/L2など)
- DeFi系
- NFT系
- meme系
- メタバース系
- AI系
などなど、アルトコインの中にも様々なカテゴリーが存在する。
そして、その時のトレンドや情勢によって注目されるカテゴリーも左右されることが多い。
「カテゴリー?いまいち分かりにくい…」という方もいると思うので、いくつか実例を交えて解説していきたい。
例えば、最近(2023年1月~2月)だとChatGPT(AIを搭載したチャットボット)が世間で話題になった際、「AIが次のトレンドになるのでは?」と注目を集め、AI系の銘柄が軒並み高騰した。
また、2022年11月に世界的な大手取引所であるFTXが破綻した際には、「中央集権型の取引所(CEX)」に対する不信感の高まりから、「分散型の取引所(DEX)」などDeFi関連の銘柄が大きく値上がりを見せたりした。
さらに、2021年10月に旧Facebook社が社名を「Meta」に変更した際には「次はメタバースの流れが来るのでは!」という予想からメタバース関連の銘柄が急激な価格上昇を見せたりもした。
このように、世間で話題になっている分野の仮想通貨は、その盛り上がりに連動して大きな価格上昇を見せる可能性もあるので、「次の世間の話題は?」「大きなトレンドになるであろうカテゴリーは?」というポイントから、投資するアルトコインを選定することも、有用な選び方の一つであると言えるだろう。
アルトコインの選び方③取扱いのある仮想通貨取引所から選ぶ
さて、本記事で最後に解説するアルトコインの選び方は「取扱いのある仮想通貨取引所」から選ぶ方法だ。
先述した通り、CoinMarketCapにリストされている銘柄だけでも現在180万種類以上の仮想通貨が存在する。
ただ、残念ながらそれらの銘柄のほとんどが国内取引所では取り扱われていない。
では一体どこで取引することができるのかというと、多くの場合Binanceなどの「海外取引所」やUniswapなどの「分散型取引所」で取引することができる。
しかし、これらのプラットフォームは日本の金融庁の認可を受けておらず、日本人仮想通貨投資家を守るための体制が十分ではない。
すなわち、詐欺まがいのトークンに出会ってしまったり、非常にボラティリティの激しいトークンであったりと、投資家が損をしてしまう可能性も比較的高くなっている。※「国内取引所であれば損をしない」ということではないので誤解しないでいただきたい。
「アルトコインに投資してみたいけど、不安だな…」という方は、まずは国内仮想通貨取引所に上場している銘柄に目を向けてみてはいかがだろうか。
国内取引所では、数多のアルトコインの中から、各取引所がプロジェクトの内容を精査し、金融庁が上場を認めた銘柄のみ(通称、ホワイトリスト)を取り扱っているので、それ以外のアルトコインに比べて「比較的」安心して取引することができるだろう。
アルトコインを取り扱っている国内取引所は数多くあるが、その中でもおすすめは、29種類もの豊富な通貨を取り扱っている「コインチェック」だ。
口座開設は無料でオンライン上でできるので、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトのこともチェックしてみてほしい。
あなたの求めるアルトコインに出会うことができるかもしれない。
アルトコインおすすめ比較①国内取引所で取扱いがある銘柄
さて、ここからは実際におすすめのアルトコイン銘柄について徹底解説していく。
今回は、主に「国内取引所に上場しているアルトコイン」「NFTゲーム/メタバース関連アルトコイン」「meme関連のアルトコイン」「DeFi関連のアルトコイン」「AI関連アルトコイン」という視点からそれぞれおすすめのアルトコインを紹介していく。
それではまず、日本の仮想通貨取引所で取り扱いがあるアルトコインの中で、おすすめのものを紹介していこう。
- イーサリアム(ETH)
- MATICトークン(MATIC)
- リップル(XRP)
- SOL トークン(SOL)
- トロン(TRX)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
「国内取引所で取り扱われているアルトコインに投資してみたい!」という方はぜひこのセクションを参考にしてほしい。
イーサリアム(ETH)
名称 | イーサリアム |
ティッカーシンボル | ETH |
現在の価格* | ¥513,585.45 |
時価総額ランキング* | 2位 |
現物取引ができる主な仮想通貨取引所 |
コインチェック SBI VCトレード 楽天ウォレット GMOコイン |
レバレッジ取引ができる主な仮想通貨取引所 |
SBI VCトレード GMOコイン 楽天ウォレット |
関連記事 | イーサリアム(ETH)とは |
イーサリアムは2024年12月現在、時価総額ランキングでビットコインに次ぐ2位につけているアルトコインだ。
基盤となっているイーサリアムチェーンは、DApps(Decentralized Applications、分散型アプリ)の開発プラットフォームであり、そこでイーサリアムは決済やネットワーク手数料の支払いの手段として、必要不可欠なものとなっている。
イーサリアムチェーンは、開発プラットフォームとして高い需要を集める一方、需要過多によって処理遅延や手数料高騰が起こる「スケーラビリティ問題」に悩まされている。
現在、その問題を解決するためのテストやアップデートが段階的に進められており、スケーラビリティ問題が解消された暁には、さらなる需要拡大も期待される。
また、2024年5月には現物ETFが米SECから早期の承認となっており、現在は円建てで高値を更新中である。
POLトークン(旧MATICトークン)
名称 | POLトークン |
ティッカーシンボル | POL |
現在の価格* | ¥74.25 |
時価総額ランキング* | 33位 |
現物取引ができる主な仮想通貨取引所 |
SBI VCトレード コインチェック |
関連記事 | Polygon(MATIC)とは |
POLは、イーサリアムのセカンドレイヤーの1つであり、イーサリアムとの相互運用性(インターオペラビリティ)を備えながらも、イーサリアムと同様にDApps(分散型アプリ)などの開発ができるブロックチェーンである。
基軸通貨がPOLトークンであり、DApps内での決済やネットワーク手数料の支払いなどに使用されている。
元々はPolygon(MATIC)という名称だったが、2024年にPOLトークンに改称されている。
本記事更新時点(2024年12月)時点でPOLを基盤にしているDAppsの数はなんと3万7,000種類を超えている。
リップル(XRP)
名称 | リップル |
ティッカーシンボル | XRP |
現在の価格* | ¥346.63 |
時価総額ランキング* | 4位 |
現物取引ができる主な仮想通貨取引所 |
コインチェック SBI VCトレード 楽天ウォレット GMOコイン |
レバレッジ取引ができる主な仮想通貨取引所 |
SBI VCトレード GMOコイン |
関連記事 | リップル(XRP)とは |
リップルは、国際送金のブリッジ通貨としての用途に特化されているアルトコインだ。
現在、主流となっている銀行経由の国際送金ネットワーク(SWIFT)は、複数の銀行を経由するため手続きが完了するまで時間がかかり、利用手数料も割高になることが多い。
一方で、リップルを使って、例えば日本円を米ドルに換えて国際送金するときに「日本円⇒リップル⇒米ドル」という経路で送金すれば、手続きはわずか数秒で完結して、コストも安く済む。
リップルを用いた国際送金サービスは、すでに世界中の金融機関で実用化されており、日本でもSBIレミット社がリップルを用いて、高速・低コストで利用できるフィリピン向け送金サービスを展開している。
ただ、リップル社や創設者らは2020年12月に、リップルを有価証券登録しないまま販売したことが違法であると米証券取引委員会(SEC)に提訴されている。
2年以上も決着のつかなかったこの訴訟であるが、2023年にはリップル側の事実上勝利となっている。
しかし、XRPを直接販売していたことについては協議が続けられる方針のため、裁判は完全に終了しているわけではない。
2024年12月現在は、暗号資産に厳しい姿勢を示してきたゲンスラー委員長が2025年1月に退任すると正式に発表されたことが影響し大幅な上昇を見せている。
今後のリップルの動向に大きな影響を与えることが予想されているので、行方には注意を払っていきたいところだ。
SOL トークン(SOL)
名称 | SOLトークン、ソル、ソラナ |
ティッカーシンボル | SOL |
現在の価格* | ¥28,375.58 |
時価総額ランキング* | 6位 |
現物取引ができる主な仮想通貨取引所 |
SBI VCトレード GMOコイン |
関連記事 | ソラナ(SOL)とは |
SOLトークン(SOL)はSolanaチェーンの基軸通貨で、公式の表記は「SOL Token」となっているが、日本では「ソル」や、ブロックチェーンの名称と同じく「ソラナ」と呼ばれることが多い。
Solanaチェーンもイーサリアムチェーンと同じく、DAppsの主要な開発プラットフォームの1つだ。
ただ、イーサリアムチェーンと違ってトランザクションの処理スピードが速く、低コストで利用できることから、開発プラットフォームとしてトップシェアを誇るイーサリアムに対抗し得る存在として、“イーサリアムキラー”の1つに数えられることもある。
また、ブロックチェーンは他のブロックチェーンとの相互互換性(インターオペラビリティ)を持たないものが多いが、Solanaチェーンにはそれがあり、複数のブロックチェーンをつなぐ役割も期待されている。
トロン(TRX)
名称 | トロン |
ティッカーシンボル | TRX |
現在の価格* | ¥38.27 |
時価総額ランキング* | 10位 |
現物取引ができる主な仮想通貨取引所 | BITPOINT |
レバレッジ取引ができる主な仮想通貨取引所 | BITPOINT |
関連記事 | トロン(TRX)とは |
トロン(TRX)は、DAppsを開発できる「TRONプラットフォーム」の基軸通貨である。
TRONプラットフォームは、広告経由などではなく、クリエイターに直接利益が還元されることを目指しているプラットフォームだ。そこでトロンは、決済やクリエイターへの投げ銭などに使用することができる。
なお、TRONプラットフォームでは、2017年8月から2027年9月までの10年間を6つの段階に分けて、開発が進められている。
そのロードマップによると、将来的にTRONプラットフォームでは、オンラインゲームの開発や資金調達ができるプラットフォームとしての機能が拡充されていく見込みだ。
ビットコインキャッシュ(BCH)
名称 | ビットコインキャッシュ |
ティッカーシンボル | BCH |
現在の価格* | ¥69,927.94 |
時価総額ランキング* | 19位 |
現物取引ができる主な仮想通貨取引所 |
コインチェック SBI VCトレード 楽天ウォレット GMOコイン |
レバレッジ取引ができる主な仮想通貨取引所 |
SBI VCトレード GMOコイン 楽天ウォレット |
関連記事 | ビットコインキャッシュ(BCH)とは |
ビットコインキャッシュ(BCH)は、2017年にビットコインからのハードフォークによって誕生したアルトコインである。
2017年はいわゆる仮想通貨バブルによって、一気に仮想通貨全体の需要が拡大したのだが、そこでビットコインは需要過多によるスケーラビリティ問題に直面した。
その際にビットコインのコミュニティでは、取引の処理に時間がかかっても従来どおりに安全性を優先するのか、それとも利便性の向上を目指すのかで意見の対立が起こり、折り合いがつかずにハードフォークがおこなわれた。
ハードフォークによって生まれたビットコインキャッシュは、ビットコインでは1MBであったブロックサイズを8MBに拡張して、取引の処理能力を向上させた。
2018年5月のアップデートでは、さらに32MBまで拡張され、第三者の仲介なしに取引の自動化ができるスマートコントラクトも実装されている。
ライトコイン(LTC)
名称 | ライトコイン |
ティッカーシンボル | LTC |
現在の価格* | ¥15,525.59 |
時価総額ランキング* | 23位 |
現物取引ができる主な仮想通貨取引所 |
コインチェック SBI VCトレード GMOコイン |
レバレッジ取引ができる主な仮想通貨取引所 |
SBI VCトレード GMOコイン 楽天ウォレット |
関連記事 | ライトコイン(LTC)とは |
ライトコインは、2011年にビットコインをベースとして開発されたもので、基本的な仕組みはビットコインと似通っている部分が多い。
しかし、ビットコインとライトコインは明確に違う部分も存在する。ライトコインは、より日常的に使いやすい通貨を目指して開発されており、ビットコインよりも高速・低コストで取引の処理ができるように設計されている。
また、発行上限枚数をビットコインの4倍にして希少性を抑えることで、1枚あたりの価格がビットコインよりもリーズナブルになるように考えられている。
2022年1月には、通貨としての機能向上の一環として、取引のプライバシー機能を選択方式で利用できるようにするためのプロトコル「ミンブルウィンブル」が導入された。
ただ、仮想通貨のプライバシー機能を高めると、それを資金洗浄などに悪用される恐れもあるため、ライトコインの取り組みに対して否定的な声もある。
実際に、韓国の仮想通貨取引所では、ミンブルウィンブルの実装を理由にしたライトコインの上場廃止が相次いでおり、2022年6月には、仮想通貨取引所の最大手であるバイナンスも、ミンブルウィンブルを用いたライトコインの入出金に対応しないことを表明している。
ベーシックアテンショントークン(BAT)
名称 | ベーシックアテンショントークン |
ティッカーシンボル | BAT |
現在の価格* | ¥33.11 |
時価総額ランキング* | 200位 |
現物取引ができる主な仮想通貨取引所 |
コインチェック GMOコイン |
レバレッジ取引ができる主な仮想通貨取引所 | GMOコイン |
関連記事 | ベーシックアテンショントークン(BAT)とは |
ベーシックアテンショントークン(BAT)は、イーサリアムチェーンのトークン規格ERC20を用いてつくられた仮想通貨であり、Webブラウザの「Brave」の中で利用されている。
Braveは、サードパーティーの広告などの表示をブロックできる、プライバシー重視のWebブラウザだ。
まったく広告が流れないのではなく、「Brave Rewards」をオンにすると、プライバシー保護のできるファーストパーティの広告が表示され、ユーザーは広告閲覧の報酬としてベーシックアテンショントークンを獲得することができる。
また、ユーザーはBrave Rewardsに認証されたクリエイターの中に応援したい相手がいれば、ベーシックアテンショントークンをチップとして贈ることも可能だ。
なお、こちらのセクションで紹介したほとんどのアルトコインがコインチェックで取引することができる。
また、コインチェックなら500円という少額から仮想通貨を購入することができるので初心者の方にもおすすめだ。
まだコインチェックの口座をお持ちでないという方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式ページを確認してほしい。
アルトコインおすすめ比較②NFTゲーム/メタバース関連銘柄
さて、ここからはNFTゲーム/メタバース関連のおすすめアルトコインについて解説していきたい。
「NFTゲームやメタバース系のアルトコインに興味がある!」という方はぜひ参考にしてみて欲しい
- The Sandbox(SAND)
- SLFT(SleeFiトークン)
- TSUGT(TSUBASA Governance Token)
- Axie Infinity(AXS)
- エンジンコイン(ENJ)
The Sandbox(SAND)
名称 | サンド |
ティッカーシンボル | SAND |
現在の価格* | ¥87.12 |
時価総額* | ¥214,265,591,356.61 |
時価総額ランキング* | 72位 |
現物取引ができる主な取引所 | コインチェック |
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、イーサリアムチェーンを基盤にしているサンドボックスゲーム型のNFTゲームである。
そして、そのThe Sandbox内で使用されるトークンこそがSANDである。
サンドボックスゲームとは、製作者から与えられたストーリーに沿ってゲームを遊ぶのではなく、まるで砂場(サンドボックス)で何かを創り上げるかの如く、プレイヤーが自由気ままにプレイできるスタイルのゲームを指す。
The Sandbox内では、メタバース内のLANDと呼ばれるバーチャルの土地で、アバターやゲームを自由に作成したりして遊ぶことができる。
The Sandboxも、メタバース内でのサービスの提供に企業が続々と参入している。
例えば、大手国内取引所のCoincheckは、The Sandbox内で「Oasis Tokyo」よ呼ばれるメタバースの上の近未来都市の創造を行なっている。
また、2023年2月上旬には、The Sandboxとサウジアラビア政府のデジタル機関である(DGA)と提携することも発表され、その際はSANDの価格が20%以上も高騰した。
このように、様々な企業や機関とThe Sandboxが提携は、The Sandboxに対する期待の表れとも受け取れるので、今度の動向に注視していきたい。
SLFT(SleeFiトークン)
名称 | SleeFiトークン |
ティッカーシンボル | SLFT |
現在の価格* | — |
時価総額* | — |
時価総額ランキング* | — |
現物取引ができる取引所 | Trader Joe(DEX) |
※SleeFiは2024年4月15日をもってサービスが終了しています。
SleeFiは、睡眠と報酬を組み合わせたWeb3.0アプリケーションである。睡眠データの分析を通じて、ユーザーの睡眠の質を向上させることを目指している。
2023年11月28日に正式リリースされたばかりだが、既に多くのユーザーがSleeFiを通じて睡眠の向上を図りながら独自トークンを獲得している。
そんな、SleeFiで獲得できるトークンが独自トークンのSLFTだ。SLFTは、SleeFiが正式リリースとなった2023年11月28日にDEXのTrader Joeにて上場されている。
SleeFiでは、まずゲーム開始前にベッドNFTを入手し、日々の睡眠時間と睡眠の質がスコア化され、基準に基づいてSLFTを獲得できる。
また、SLFTは報酬としての役割だけではなく、NFTのミントやアイテムの入手などにも活用可能だ。
強化されたベッドNFTで睡眠の質を上げることで、より多くのSLFTが獲得できるようになる。
現在SLFTは目立った価格変動こそ見せていない。しかし、リリース直後の現在からSleeFiを活用して、SLFTを多く稼いでおくことで、ベッドNFT購入時の初期投資回収や、将来的の大きな利益が見込めるだろう。
TSUGT(TSUBASA Governance Token)
名称 | TSUBASA Governance Token |
ティッカーシンボル | TSUGT |
現在の価格* | ¥0.8495 |
時価総額* | ¥151,965,193.34 |
時価総額ランキング* | 2006位 |
現物取引ができる取引所 | BITPOINT |
仮想通貨(暗号資産)TSUGT(TSUBASA Governance Token)とは、「キャプテン翼 -RIVALS-」というWeb3ゲームのガバナンストークンである。
キャプテン翼 -RIVALSでは、BLOCKSMITH&Co.とThirdverse関連企業が開発、運営を行っており、ユーザーはカード化(NFT化)された選手を使ってプレイを行う。
なお、ゲーム内にはTSUGTとTSUBASAUTという2つの通貨があり、TSUGTがガバナンストークンでTSUBASAUTがユーティリティトークンだ。
TSUGTは、ゲームの運営チームとプレイヤーであるユーザーを強固に結びつけることを目的として設計・開発されたトークンで、プロジェクトの発展に寄与する環境の構築を目指している。
2023年に正式リリースされたばかりのゲームで、TSUGTの時価総額はまだ2000位台と高い位置にあるが、今後新規ユーザーの増加により価格の安定が期待できる。
また、今後は四半期に1回のバーンを行って希少性の増加や通貨価値の向上を図っていく方針だ。
そんなTSUGTは、国内取引所のBITPOINTで扱っているので、興味がある方はぜひBITPOINT公式サイトをチェックしてみてほしい。
Axie Infinity(AXS)
名称 | Axie Infinity |
ティッカーシンボル | AXS |
現在の価格* | ¥941.29 |
時価総額* | ¥147,671,200,712.98 |
時価総額ランキング* | 101位 |
現物取引ができる主な取引所 | コインチェック |
Axie Infinityは、「Axie(アクシー)」と呼ばれるモンスターを揃えて対戦させる、ストラテジー型のNFTゲームである。
Axie Infinityは、ゲームをしながら稼ぐことのできる「Play to Earn(P2E)」と呼ばれるGameFiの先駆者としても知られており、一時期大きな話題となったNFTゲームである。
ゲームをプレイすることで、Axie Infinityの独自通貨であるAXSとSLPを稼ぐことができる。
AXSはアクシーインフィニティのガバナンストークン、SLP(Smooth Love Potion)はアクシーインフィニティのユーティリティトークンだ。
大きな話題となった2021年中期から後期に比べると、AXSの価格はだいぶ落ち着いているが、P2Eゲームの代表格ということもあって、いまだに多くの根強いファンを抱えている。
エンジンコイン(ENJ)
名称 | エンジンコイン |
ティッカーシンボル | ENJ |
現在の価格* | ¥33.34 |
時価総額* | ¥60,301,133,408.47 |
時価総額ランキング* | 173位 |
現物取引ができる主な国内取引所 |
コインチェック GMOコイン Coincheck |
関連記事 | エンジンコイン(ENJ)とは |
エンジンコイン(ENJ)とは、オンラインゲーム(ブロックチェーンゲーム)の開発プラットフォームである「エンジンプラットフォーム(Enjin Platform)」上にて使用することができる仮想通貨である。
Enjin Platformは、シンガポールを拠点とするブロックチェーンエコシステムの開発企業として知られるEnjin Pte. Ltd.(以下、Enjin)が運営しているものであり、マイクロソフトやSamsungなどの世界的な大手企業によっても利用されている。
Enjinは、今後もエコシステムの拡大を図っており、いろいろな企業や機関との提携などによって成長していく可能性がある。
そんな今後の動向が気になるエンジンコイン(ENJ)だが、国内大手取引所のコインチェックに上場している。
「NFTゲーム/メタバース系の銘柄に興味がある!」という方はぜひこの機会にコインチェックの公式サイトもチェックしてみてほしい。
アルトコインおすすめ比較③meme(ミーム)関連銘柄
ここからは、meme系のおすすめアルトコインを紹介していきたい。
memeとは、主にインターネットを中心に話題となった「ネタ」のことであり、meme系の仮想通貨はそれらから影響を受け、遊び心から作られることが多い。
著名人の発言によって暴騰したりと、SNSを中心に話題に上がるコインが散見される。
- ドージコイン(DOGE)
- 柴犬コイン(SHIB)
- モナコイン(MONA)
ドージコイン(DOGE)
名称 | ドージコイン |
ティッカーシンボル | DOGE |
現在の価格* | ¥49.00 |
時価総額* | ¥7,245,561,064,310.55 |
時価総額ランキング* | 7位 |
現物取引ができる主な国内取引所 |
SBI VCトレード GMOコイン |
関連記事 | ドージコイン(DOGE)とは |
ドージコイン(DOGE)とは、エンジニアであるビリー・マーカス氏らにより、2013年12月に開発されたミームコインの一種だ。
先述の通り、meme(インターネット・ミーム)とはネット上で使用される、俗にいうところのネタ画像を指し、ドージコイン(DOGE)はその当時盛り上がっていた柴犬のミームである「Doge」をモデルにして、仮想通貨全体に対する風刺の意味を込めて発行された。
そんなDOGEであるが、2021年1月にイーロン・マスク氏がドージコインについて取り上げたことが転機となって、一気に注目を浴びることとなり、現在では有名な仮想通貨の一つとなっている。
記事更新時点(2024年12月)での時価総額は7位にランクインしているなど、その人気の高さが垣間見える。
また、DOGEはイーロン・マスク氏の発言の影響を受けることが多い仮想通貨でもある。
一度マスク氏が「DOGE」(またはそれを匂わせる投稿)と投稿すれば、瞬く間に数%の上昇を見せることもしばしば存在する。
柴犬コイン(SHIB)
名称 | 柴犬コイン |
ティッカーシンボル | SHIB |
現在の価格* | ¥0.003379 |
時価総額* | ¥1,991,081,761,694.99 |
時価総額ランキング* | 14位 |
現物取引ができる主な国内取引所 |
BITPOINT SBI VCトレード コインチェック |
関連記事 | 柴犬コイン(SHIB)とは |
Shiba Inu Token(SHIB/柴犬コイン)は、「Ryoshi」というニックネームの開発者が、2020年8月に作成した仮想通貨である。
ドージコインと同様、memeコインの一種であるが、現在では時価総額ランキングで14位に位置するなど、高い人気を誇っている。
そんなSHIBであるが、発行当初はほとんど無価値の状態だった。
しかし、2021年にイーロン・マスク氏がDOGEに言及したことがSHIBにも影響し、一躍仮想通貨業界で話題の中心となり、一気に脚光を浴びることとなった。
また、柴犬コインの開発者は「シバリウム」と呼ばれるレイヤー2ネットワークの構築に着手しており、2024年現在はテストネット上でβ版として提供されている。
「シバリウム」の開発動向は、今後のSHIBの価格にも大きな影響を及ぼす可能性が高いと言われているので、動きに注視していきたい。
モナコイン(MONA)
名称 | モナコイン |
ティッカーシンボル | MONA |
現在の価格* | ¥45.50 |
時価総額* | ¥2,990,641,679.91 |
時価総額ランキング* | 954位 |
現物取引ができる主な国内取引所 | コインチェック |
関連記事 | モナコイン(MONA)とは |
モナコイン(MONA)とは、ライトコイン(LTC)をベースにして開発された日本発祥のmeme系仮想通貨である。
ライトコインなどのマイニングプールなどの運営に携わっていた、Mr.Watanabeという人物によって、2013年12月にβ版が、そして2014年1月1日に正式版が開始された。
MONAは投げ銭に利用することができたり、モナコインのブロックチェーンはNFTの売買に対応しているなどのユーティリティも兼ね備えている。
そんな日本発祥のモナコイン(MONA)であるが、国内大手取引所として知られるコインチェックにて取扱いがある。
「meme系の銘柄に興味がある!」という方で、コインチェックの口座をお持ちでないという方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトもチェックしてみてほしい。
アルトコインおすすめ比較③DeFi関連銘柄
さて、ここからはDeFi系のおすすめアルトコインを紹介していきたい。
DeFi(Decentralized Finance、分散型金融)とは、ブロックチェーンを基盤に展開されており、中央集権的な管理者を必要としていない金融サービスのことを指し、様々なブロックチェーン上でローンチされている。
DeFiでは、既存の金融サービスで必要とされている、銀行や企業などの管理者を介さずに、利用者同士が直接取引を実施することを可能にしているという特徴がある。
- ユニスワップ(UNI)
- アーべ(AAVE)
- dYdX(DYDX)
ユニスワップ(UNI)
名称 | ユニスワップ |
ティッカーシンボル | UNI |
現在の価格* | ¥2,193.70 |
時価総額* | ¥1,316,677,149,026.4 |
時価総額ランキング* | 21位 |
現物取引ができる主な取引所 | Binance KuCoin Krakenなど |
最初に紹介するDeFi関連銘柄は、ユニスワップ(UNI)だ。
Uniswap(UNI)は、2018年11月にイーサリアムチェーン上でローンチされたDEXである。
様々なブロックチェーン上に数多く存在するDEXであるが、その中でもUniswapは、24時間当たりの取引高で世界トップのDEX*になっている。*2024年12月23日時点、CoinMarketCap調べ
2020年3月にV2(バージョン2)、2021年5月には流動性提供(Liquidity Providing)のシステムの一部が改良されたV3(バージョン3)がローンチされている。
UNIは、Uniswapのガバナンストークンであり、ユーザーが特定のプールに資金を預けると、その対価としてUNIを受け取ることができる。
もちろん、UNIをBinanceなどのCEX(中央集権取引所)で購入することも可能だ。
Uniswap本体に対する需要の高まりは、UNIの価格動向にも影響すると言われている。
そのため、数多のDEXの中でもNo.1の取引高を誇るUniswapの今後の動向に注目していきたい。
アーべ(AAVE)
名称 | アーべ |
ティッカーシンボル | AAVE |
現在の価格* | ¥49,588.73 |
時価総額* | ¥744,608,682,204.06 |
時価総額ランキング* | 31位 |
現物取引ができる主な取引所 | Binance KuCoin Krakenなど |
AAVE(アーベ)とは、レンディングプラットフォームの1つであり、イーサリアムチェーンやPolygonチェーン上で稼働しているプロトコルだ。
AAVEは数十種類もの多くの仮想通貨に対応しているので、ご自身の好みに合わせて、保有している仮想通貨を預け入れて貸し手になることで、金利収益を獲得することができる。
さらに、AAVEでは預け入れた仮想通貨を担保することで、他の仮想通貨を借りることもできる。
借り手の場合は、担保を設定するか否か、固定金利にするか変動金利にするかを選ぶことにより、必要な仮想通貨を借りることが可能だ。
時価総額ランキングで30位台に位置するなど、根強い人気を誇っているDeFiプロジェクトの一つであるので、今後の動向に注目していきたい。
dYdX(DYDX)
名称 | dYdX |
ティッカーシンボル | DYDX |
現在の価格* | ¥224.46 |
時価総額* | ¥159,648,262,597.65 |
時価総額ランキング* | 97位 |
現物取引ができる主な取引所 | Binance KuCoin Krakenなど |
dYdXは分散型取引所(DEX)の一種である。
先ほど紹介したUniSwapが主に、仮想通貨同士の「Swap(スワップ)」を目的としたDEXであるのに対して、dYdXではレバレッジ取引などの「トレーディング」を楽しむことができる。
また、dYdXでは「Hedgies(ヘッジーズ)」と呼ばれる、ハリネズミをモデルとした独自のNFTも発行しているなど、ユニークな一面も持ち合わせている。
dYdXのガバナンストークンであるDYDXは、Binanceなどの海外取引所で取引することが可能だ。
直近だと、2022年11月に世界的な大手取引所であったFTXの破綻をきっかけに、中央集型権取引所(CEX)への不安が高まり、dYdXなどのDEXへの需要が急上昇した。
その需要の高まりに伴って、DYDXなどそれらのDEXのガバナンストークンの価格も急騰するなどし、話題となった。
今後も、DEXへの需要の高まりなどによって価格も大きく影響を受ける可能性が高いので、ぜひこれからの動きに注視していきたいところだ。
アルトコインおすすめ比較④AI関連銘柄
ここからは、AIに関連するアルトコイン銘柄を紹介していきたい。
AI搭載型のチャットツールであるChatGPTの台頭や、米マイクロソフト社がAI領域に対して巨額の投資を行なったことなどが注目を集め、AIに関連するアルトコインも脚光を浴び始めている。
「AI関連のアルトコインに興味がある!」という方はぜひ本セクションを参考にしてほしい。
- The Graph (GRT)
- SingularityNFT (AGIX)
- Fetch.ai (FET)
The Graph (GRT)
名称 | The Graph |
ティッカーシンボル | GRT |
現在の価格* | ¥32.21 |
時価総額* | ¥313,690,275,794.24 |
時価総額ランキング* | 59位 |
現物取引ができる主な取引所 | bitbank |
The Graph(ザ・グラフ)は、イーサリアムやIPFSなどのネットワークを検索するためのインデックスプロトコルだ。
「サブグラフ」という名前のオープンなAPIをどなたでも自由に構築、公開、そしてアクセスできる場所を備えている。
2020年末にローンチされたプロトコルだが、公開からわずか数ヶ月で、GRTの価格が10倍以上に到達するほどの盛り上がりを見せた。
その後、GRTの価格は下降トレンドにあるものの、いまだに時価総額でTOP50位内に位置するなど、安定した人気を誇っている。
近年のAIブームや、The Graphのプロトコルの開発状況によってGRTの価格も影響を受けると考えられるので、注視していこう。
SingularityNFT (AGIX)
名称 | SingularityNFT |
ティッカーシンボル | AGIX |
現在の価格* | ¥119.29 |
時価総額* | ¥144,265,027,946.85 |
時価総額ランキング* | 3723位 |
現物取引ができる主な取引所 | Binance KuCoin Gate.ioなど |
Singularity NFTは、ブロックチェーン技術を用いて誰でも簡単にAIサービスを「作成」「共有」「マネタイズ」できることを目指しているプラットフォームだ
ユーザーは、SIngularityNFTマーケットプレイスで、多種多様なAIサービスを仮想通貨AGIXを用いて「検索」「試用」「購入」することが可能だ。
なお、AGIXはFETトークンとオーシャンプロトコルのOCEANトークンがフェッチ・エーアイのFETトークンに統合される見通しであり、今後は上場が廃止される予定である。
Fetch.ai (FET)
名称 | Fetch.ai |
ティッカーシンボル | FET |
現在の価格* | — |
時価総額* | — |
時価総額ランキング* | — |
※FETトークンは統合された影響で単体での取引ができません。
Fetch.ai (フェッチAI)は、 オープンアクセスの分散型機械学習ブロックチェーン上のネットワークである。
Fetch.aiは、AIを基盤とした分散型のデジタルエコノミーの開発をサポートするためのツールやインフラの作成をしている。
そのネットワークは、デバイスやサービスをIoT (Internet of Things)に接続することを可能にしている。
2017年にローンチされたプロジェクトであり、Fetch.aiで使用される仮想通貨のFETは2021年末に急激な価格上昇を見せた。
その後、2022年中は比較的低調気味の価格推移を見せていたが、先述の仮想通貨同様、2023年に入ってからのAIブームによって、FETの価格も一気に上がることとなった。
AIの流れが今後どのように変遷していくのか、そしてAI関連の仮想通貨がその流れに対してどのような価格変動を見せていくのか、トレンドを見極めていくことが重要そうだ。
アルトコイン投資におすすめの国内取引所
続いて、アルトコインへ投資する際におすすめの仮想通貨取引所を、4社ご紹介しよう。
「アルトコインに投資してみたいけど、どの取引所がいいのかイマイチわからない…」という方は、ぜひ参考にしてみてほしい。
コインチェック
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 (2024年12月現在) |
31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
仮想通貨の送金手数料 | 通貨ごとで異なる |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | コインチェック公式サイト |
関連記事 | コインチェックの評判・口コミ |
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- 仮想通貨取引以外のサービスも充実している
- NFTマーケットプレイスも運営している
コインチェックは、大手金融グループであるマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所である。
ビットコインやリップル、イーサリアムなど、31種類の仮想通貨を取り扱っており、そのすべてにワンコイン(500円)から投資することができる。
取引ツールはシンプルで操作性がよく、特にアプリ版はダウンロード数No.1*を獲得するなど、多くのユーザーに好まれていることがわかる。*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
またCoincheckは、公共料金の支払いでビットコインがもらえる・使える「Coincheckでんき」「Coincheckガス」や、NFTマーケットプレイスの「Coincheck NFT」など、他の取引所にはあまり見られないサービスも手がけている。
着々と上場通貨を増やしているので、長期的視点で見てもアルトコインの取引に向いている取引所と言えるだろう。
まだ口座をお持ちでないという方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトも訪れてみてほしい。
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨(2024年12月現在) | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
販売所:0.00000001BTC 取引所:0.00000001BTC レバレッジ取引:0.00000001BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードは、大手SBIの運営する仮想通貨取引所だ。取り扱い銘柄数は24種類と並の水準だが、他社では取り扱いの少ない珍しい銘柄を扱っている。
SHIBやDOGEコインといった、注目度の高いミームコインを国内取引所の中でも早く取り扱っており、今後も続々とアルトコインの銘柄追加が期待できるだろう。
また、豊富な仮想通貨の関連サービスを提供している点も人気の理由である。貸コインやステーキング、レバレッジ取引など、通常の現物取引に加えて様々な仮想通貨での取引が可能だ。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
GMOコイン
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 (2024年12月現在) |
26種類 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、 XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、 QTUM、ENJ、DOT、ATOM、XYM、 MONA、ADA、MKR、DAI、LINK、 FCR、DOGE |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):0.00001BTC 現物取引(取引所):0.0001BTC レバレッジ取引(販売所):0.01BTC レバレッジ取引(取引所):0.01 BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所):無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
その他のサービス | つみたて暗号資産 貸暗号資産 ステーキング IEO API |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
関連記事 | GMOコインの評判・口コミ |
- 国内最大級となる26種類の仮想通貨を取り扱っている
- 取引ツールが高性能、かつ使いやすい
- 仮想通貨の出金手数料が無料
GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループの傘下であり、資金力やサービスに対する信頼性が高い。
国内最大級となる26種類の仮想通貨を取り揃えている点も、大きな魅力だ。
また、GMOコインは国内では数少ない、仮想通貨の出金時に手数料がかからない仮想通貨取引所である。
この特徴から、イーサリアムなどのアルトコインを、投資対象としてだけでなく、実用目的で購入したい方にも最適な取引所と言える。アルトコインに興味を持っている方は、ぜひ一度、GMOコインの公式サイトを覗いてみてほしい。
楽天ウォレット
名称 | 楽天ウォレット |
運営会社 | 楽天ウォレット株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱い銘柄数 | 9種類(レバレッジ取引) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):100円 レバレッジ取引(販売所):0.01 BTC |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 300円 |
仮想通貨の送金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 楽天ポイントで投資 楽天キャッシュへチャージ |
公式サイト | 楽天ウォレット公式サイト |
関連記事 | 楽天ウォレットの評判 |
- 楽天ポイントから仮想通貨が購入できる
- 購入した通貨を楽天キャッシュにチャージして各種支払いが可能
- 取引手数料が入金手数料が無料
楽天ウォレットは、楽天グループの運営する仮想通貨取引所だ。
取り扱い銘柄は9種類と少なめだが、楽天グループならではのメリットが豊富な取引所である。
日本円ではなく、貯めた楽天ポイントから仮想通貨が入手できるほか、保有している仮想通貨を楽天キャッシュにチャージすることで、各種サービスの支払いに活用できる。
また、各種手数料が無料となっているので、仮想通貨を活かしたサービスと連携する際も使いやすいだろう。
最短即日口座開設は完了するので、まだ口座をお持ち出ない方は、楽天ウォレットでの開設を検討してみてはいかがだろうか。
アルトコイン投資のメリット
ここまで、おすすめのアルトコインなどを紹介してきたが、それらに投資することには次のようなメリットがある。
- ボラティリティが高く、大きなリターンを狙える
- 分散投資によって、リスク軽減を図れる
- 仮想通貨に関する知識を増やすことができる
ボラティリティが高く、大きなリターンを狙える
まずは、以下のチャートを見てもらいたい。
これは、2021年の1年間におけるBTC/USD、ETH/USD、XRP/USDの値動きを比較できるように、横軸を価格ではなくパーセント表記にして、重ね合わせたものだ。
赤色のチャートがビットコインなのだが、イーサリアムとリップルは一見してそれよりも値動きが大きいことがわかる。
したがって、もしも同じタイミングで同じ金額で投資をして、その後に値上がりしたなら、ボラティリティが高いイーサリアムなどのアルトコインの方が、ビットコインよりも大きなリターンを狙いやすいことなる。
分散投資によって、リスク軽減を図れる
複数の銘柄に投資資金を分散させて、価格変動リスクの軽減を図る分散投資は、仮想通貨の投資においても有効だ。
アルトコインは種類が豊富で、なおかつビットコインと比べて単価が安いものが大半であるため、比較的容易に分散投資をおこなうことができる。
仮想通貨に関する知識を増やすことができる
ビットコインは、銀行などの第三者を必要としない決済手段として、2009年に運用が開始された。
一方で、ビットコインの後に誕生したアルトコインの中には、DAppsの開発プラットフォームの基軸通貨となっているイーサリアムや取引所トークンであるFTXトークンなど、ビットコインとはまったく異なる目的で開発されたものも多い。
あまりの違いに、最初はそれらの目的や機能が、なかなか頭に入ってこない方もいるだろう。
しかし、根拠を持って投資できるようになるためにも各アルトコインのことを調べることは大切だ。根気よく調べていけば、いずれは知識の増加と慣れで、アルトコインに関するさまざまな情報をスムーズに理解できるようになるだろう。
また、アルトコインは現在進行形で新しいものが誕生しているが、そうした新しいアルトコインに対しても抵抗なくアプローチし、自身にとって投資の対象となり得るかどうかを判断できるようになるだろう。
そのアルトコイン取り扱い銘柄数で国内最大規模を誇る取引所が、コインチェックだ。
30種類もの豊富な通貨を取り扱っており、中には、国内だとコインチェックでしか手に入らないものもある。
アルトコイン投資に興味がある方で、まだ口座をお持ちでない方がいれば、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトから口座開設してみてほしい。
アルトコイン投資のデメリット
一方で、アルトコインに投資することには、次のようなデメリットもある。
- ボラティリティが高いことで、損失のリスクも大きい
- 価格が下がった後に復調しないものもある
- 取引コストが割高になることがある
ボラティリティが高いことで、損失のリスクも大きい
先ほどメリットとして、アルトコインはボラティリティが高いために大きなリターンが狙えると紹介した。
しかし、これは逆もまた然りで、もしも投資したアルトコインが思惑と外れて値下がりしてしまった場合は、ビットコインに投資した場合よりも大きな損失を被る恐れがある。
また、よりマイナーなアルトコインほど、価格変動による損失のリスクは大きくなりやすいので注意が必要だ。
価格が下がった後に復調しないものもある
例えば、米ドルや日本円のような法定通貨の場合は、国家によって価値が担保されており、著しい価格変動が起こった際には、国の市場介入によって調整がおこなわれることもある。
一方で、仮想通貨の場合はあくまで信用によって成り立っており、大きな価格変動が起きたとしても、第三者によって価格が調整されることは基本的にない。
ビットコインやイーサリアムのような高い需要があるものは、暴落が起きたとしても時間が経てば、再び買われて復調していきやすいが、需要が少ないマイナーなアルトコインだと、暴落が起きた後に多くの投資家からの信用を失い、そのまま復調できないものもある。
取引コストが割高になることがある
仮想通貨取引所ごとの手数料体系によっても異なるが、一般的にアルトコインは、マイナーなものほど取引コストが割高になる傾向がある。
その事例として、DMM Bitcoinの現物取引(販売所)におけるスプレッドを見てみよう。
以下の表は、2024年3月25日の、DMM Bitcoin現物取引(販売所)の価格レートだ。
この表において、ビットコイン/円のスプレッドを買値からの割合で見てみると、約1.03%(10,289,577円÷9,935,622円×100)となる。
モナコイン/円はどうかというと、約1.06%(63.827円÷60.108円×100)で、ビットコインよりもモナコインの方が、取引コスト(スプレッド)が割高になっていることがわかる。
このように、仮想通貨取引所の手数料体系によっては、アルトコインはビットコインよりも割高な取引コストがかかることもある。
アルトコイン投資の注意点
最後に、アルトコインへの投資をおこなう際の注意点を3つ紹介しておこう。
- リスクを取りすぎないこと
- 仮想通貨同士を交換して差益が生じると、課税の対象になる
- むやみに海外の仮想通貨取引所を利用しないこと
リスクを取りすぎないこと
先ほど解説をしたように、アルトコインはビットコインと比べると、ハイリスク・ハイリターンな投資対象となっている。
そのため、アルトコインに投資する際は、ビットコインよりも慎重なリスクコントロールが求められる。
ハイリターンを狙えるからと言って、ギャンブルまがいのリスクの取り方をしてしまわないように注意が必要だ。
仮想通貨同士を交換して差益が生じると、課税の対象になる
日本の仮想通貨取引所では、基本的にどのアルトコインも日本円で購入することができる。
しかし、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)で取引をする場合は、日本円を使えない。
そのため、海外の仮想通貨取引所などでアルトコインに投資する際は、まずは日本の仮想通貨取引所で元手となるビットコインなどを購入して、それをアルトコインに交換することになる。
この場合、ビットコインをアルトコインに交換する段階で、購入したときよりもビットコインが値上がりしていれば、売買差益が発生したものとして課税の対象になる。
仮想通貨を日本円にしなければ課税されないと勘違いしている方がいるかもしれないが、実際には仮想通貨同士の交換の際も課税されるので、注意しよう。
むやみに海外の仮想通貨取引所を利用しないこと
アルトコインは、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)にも上場しており、日本の仮想通貨取引所よりも海外の方が、アルトコインの種類は豊富だ。
しかし、海外の仮想通貨取引所やDEXは日本の法律の管轄外で、利用の際に万が一トラブルが起きても、自己責任で対処しなければならない。
また、豊富なアルトコインの中には、詐欺目的でつくられたスキャムコインが紛れていることもある。
海外の仮想通貨取引所の利用を考えていて、そうしたリスクを許容できない方は、魅力的に見えたとしてもむやみに手を出すべきではない。
このように、海外取引所やDEXを利用してのアルトコインは国内取引所を利用した場合の取引に比べてリスクが高くなっている場合が多い。
そのため、特に仮想通貨取引初心者であるという方は、まず国内仮想通貨取引所でアルトコインのトレードを行なってみてはいかがだろうか。
数ある国内取引所の中でも、コインチェックがおすすめとなっているので、まだ口座をお持ちでないという方はぜひこの機会にコインチェックの公式サイトを訪れてみてほしい。
アルトコインに関するQ&A
最後に、アルトコイン投資に関してよくある3つの質問を紹介して、それらに回答していく。
ぜひアルトコイン投資の参考にしてほしい。
- アルトコインの探し方を教えてほしい
-
本記事では主に3つのアルトコインの探し方(選び方)を紹介してきた。
- 時価総額(Market Cap)を基準に選ぶ
- 銘柄のカテゴリー別に選ぶ
- 取り扱いのある仮想通貨取引所から選ぶ
中でも、本記事では2番目と3番目に焦点を置いて、それぞれおすすめ銘柄を解説してきたので参考にしてほしい。
なお、探し方は千差万別、個々人によるためぜひご自身に合った投資方法を模索してほしい。
今回紹介した以外の探し方だと、例えば「知り合いの口コミ」「信頼できるインフルエンサーが触れている銘柄」「過去の値動きを参考にする」「対象仮想通貨プロジェクトの進行状況」などが挙げられるだろう。
- アルトコインの購入方法(買い方)を教えてほしい
-
アルトコインは主に、「中央集権型の取引所(CEX)」「分散型取引所(DEX)」で購入することができる。
そして、「CEX」はさらに「国内取引所」と「海外取引所」に分類できる。
海外取引所は、日本の金融庁の認可を受けてない一方で、国内取引所は金融庁の認可を受けて運営しているので、比較的安心して仮想通貨を取引することができるだろう。
また、国内取引所に上場しているアルトコインは厳しい審査を通して認可が得たもののみを取り扱っているので、銘柄の面でもより安心して取引することができるのではないだろうか。*ただし、投資である以上損をする可能性ももちろんある
- アルトコイン投資は儲かるのか?
-
最初に断言しておくが、投資で「絶対儲かる」は存在しない。儲かる可能性もあるし、儲からない可能性も大いにある。
ただ、先述の通りアルトコインには比較的ボラティリティ(値動き)が激しいものが多いため、狙った銘柄だ当たった時に大きなリターンを得ることができる可能性がある。
しかし、逆も然りで狙った銘柄が外れてしまった場合大きく損をすることもあるので、投資の際には細心の注意を払って挑んでいただきたい。
以上を踏まえて、「ぜひともアルトコイン投資を行なってみたい!」という方は、豊富なアルトコインを取り扱っているコインチェックで取引を開始してみてはいかがだろうか。
無料で口座開設を行うことができるので、まだ口座をお持ちでないという方はぜひこの機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。
おすすめのアルトコイン比較まとめ
今回はアルトコインについて、おすすめの銘柄や、アルトコインに投資することのメリット・デメリットなどを紹介した。
- アルトコインは、ビットコインを除いた仮想通貨の総称である
- 国内の仮想通貨取引所のアルトコインは、金融庁が上場を認めた“ホワイトリスト”と呼ばれている
- ボラティリティが高く、ビットコインと比べるとハイリスク・ハイリターンな投資対象と言える
- コインチェックなら、豊富なアルトコインが少額で取引できる
アルトコインは、その多くがビットコインよりもボラティリティが高くなっており、大きなリターンを狙える投資対象である。
同時に、価格変動による損失のリスクもビットコインと比べて大きく、そのリスクはマイナーな通貨ほど大きくなっていく。
したがって、これからアルトコインへの投資にチャレンジしようと考えている初心者の方は、アルトコインの中でもメジャーなイーサリアムやリップルなどへの投資から始めてみるとよいだろう。
先ほど、おすすめの仮想通貨取引所を5社紹介したが、その中でもイチオシは、豊富な銘柄に少額で取引ができるコインチェックだ。
口座開設は無料でできるので、ぜひこの機会にコインチェックのこともチェックしておこう。