明星中学校・高等学校
井上一紀校長

「実践躬行(きゅうこう)」、すなわち自分で考えて行動することを教育方針として掲げる明星中学校・高等学校。予測不能な時代を生き抜く現代の若者にとって不可欠な主体性と行動力。この伝統的な教育理念と時代の要請に応える先進的なグローバル教育を融合させ、「多摩の地から世界のリーダーを輩出する」とうたい、2026年度にスタートしたのが「明星Institution中等教育部(MI)」だ。

 MIでは、高度な学習内容を早期に導入する先取り授業に加えて、グローバル教育、キャリア教育に注力。MIが育成を目指すのは、国際性、指導力、先見性、知的好奇心、主体性を備えた真の国際人である。指導体制は、超難関校・渋谷教育学園幕張で校長補佐・進路部長などを歴任した井上一紀校長が陣頭指揮を執り、「渋幕メソッド」に精通した教員たちが集結している。

 井上校長は、カリキュラムについて「国語・数学・英語といった主要3教科においては、授業時間を標準よりも大幅に拡充することで、生徒が確かな基礎学力を身に付けるための土台固めを徹底。また、理科では中学段階から高校課程の専門的な内容を深く探究するなど、生徒の知的好奇心を刺激し、思考力を涵養(かんよう)する内容としています」と語る。

英語の4技能を
楽しみながら鍛える

 グローバル教育の核心を成す英語教育の内容について、MIを統括する室﨑摂副校長(前 渋谷教育学園渋谷・高校教頭)は、こう説明する。「海外の学校でよく行われているように、授業の始めに英語で歌を歌うところからスタートします。楽しく授業に臨む気持ちをつくり、なおかつ自然と語彙を増やしていくことがその狙い。テキストを使った学びのほか、物語の役に成り切って英語でドラマを演じたり、洋書を読んだりもします。英語の多読プログラムでは最初、絵本から始めます。同時に本の中に出てきた英単語の数を『多読手帳』に記録します。例えば1万語に達したら一つのゴールといったようにゲーム感覚で語彙を増やしていく。英語のいわゆる4技能を楽しみながら鍛えることを目標としています」。

 グローバル生に対しては、欧米で英語を母語とする中学生が学ぶ文学や詩といった『Language Arts』の「取り出し授業」を用意。他にも、中3・高1では、海外研修や海外の学校との交流の機会を用意する予定だ。また、第2外国語の学習機会を提供するなど、プログラムは極めて多角的かつ充実している。「英語を異文化理解のツールとして体得してもらいたい」(室﨑副校長)。

 MIが目指すのは、知識の伝達に終始するのではなく、異なる価値観を理解し、世界的な視野で物事を捉える力を持った「Peace Maker(平和を築く人)」だ。「MIの教育理念に共感し、第1志望で入ってくれた生徒もたくさんいます。その期待に必ず応えて、世界に通用する人材を育てていきます」と、井上校長は決意を新たにする。

超難関校の双璧、渋谷教育学園渋谷で培ったノウハウをMIでも存分に。授業を見学する室﨑副校長(中央)とMI生たち
●問い合わせ先
明星(めいせい)中学校・高等学校
〒183-8531 東京都府中市栄町1-1
TEL:042-368-5117
URL:https://institution.meisei.ac.jp/