志門塾の料金・授業料は？学年・コース別にかかる費用を他塾と比較しながら紹介

志門塾とは？

　志門塾は、岐阜県の岐阜エリアと西濃エリアを中心に、東濃エリア、飛騨エリアおよび滋賀県に48の教室を展開しています。志門塾は「SHIMON GROUP」が運営する学習塾で、志門塾の他に個別指導塾HOMESも運営しています。岐阜県の合格実績には特筆すべきものがあり、岐阜県内のトップ高校へ多数の合格者を輩出しています。

　志門塾では、小学部から高校部まで多彩なコースを用意しており、教科の学習の他に書道やプログラミングなども学ぶことができます。また、校舎の外観や教室の内装にもこだわっており、「行きたくなる塾」を目指して学習環境を整えているのも特徴です。

　加えて志門塾では、「岐阜模試」という岐阜県公立高校入試に照準を合わせたオリジナルの模試を実施しています。岐阜模試では、内申点と5教科500点満点のテストによるダブル判定で、合格可能性判定を行います。実力を測定するだけではなく、解き直しや質問対応、さらには実力強化問題にも取り組むことで、弱点を克服できるように作られています。

志門塾の利用者が実際に支払った1か月の平均費用は？

　志門塾に小学校4年生から6年生の間で通っている、もしくは通っていた子どもの保護者を対象に、月額の費用に関するアンケート調査を行いました。回答の最低額は5,000円、最高額は38,000円となり、実際に支払っている料金にばらつきが見られました。

　これは中学受験を目指すコースか、学校の補習をするコースかなど、受けるコースや授業の違いによるものだと考えられるでしょう。

　入塾を検討されている方は、近くの教室に希望のコースの料金について問い合わせてみるとよいでしょう。

※ダイヤモンド教育ラボが行った独自のアンケートの結果から作成。
対象者：志門塾に通っている、もしくは通っていた生徒の保護者計13名、調査時期：2023年11月。

志門塾の料金一覧

　志門塾にはさまざまな学習スタイルがあります。その中から、料金の一部を紹介します。

志門塾の小学生の料金

　志門塾の小学部では、高校入試・大学入試を見据えて学力向上を目指すコースや、四谷大塚のカリキュラム・テキストを使用して中学受験対策をするコースなどがあります。校舎によって開講されているコースが大きく異なっており、例えば「中学受験コース」は岐阜本部校43のみ、「県立中学受験対策コース」は彦根校のみとなっている点に注意してください。

　また、志門塾の小学部には、教科の学習以外にも以下のようなコースが用意されています。

• プロクラ：マインクラフトを使ったプログラミング教室
• コツコツリスニング　小学部：1回10分で英語の「聞く」「話す」力のトレーニングができる
• poppo：6カ月から小6までが対象の、リトミックとピアノができる音楽教室
• 玉井式Eeそろばん：タブレットを使ったそろばん学習

　このように、多彩なコースがあるのも志門塾の特色と言えます。コースと授業料の一例は、以下の通りです。

※表はすべて税込料金。以下同。
参照: 志門塾リーフレット（2024年3月時点、岐阜本部校43の料金）
※別途、教材費が必要
※その他のコースやコースの詳細については、各校舎に問い合わせてください。

志門塾の中学生の料金

　志門塾の中学部は、学校の定期テスト対策と高校入試対策を行うコースが主で、岐阜県における高い合格実績があります。

　その他にも、

• TERRACE速読解・思考力講座/新国語講座：速く、正確に読解する力を身につける講座
• 書道教室：毛筆と硬筆を習うことができる書道教室
• atama+：AIを活用した学習システム

などが用意されていて、多様な学びを体験することができます。

　コースと授業料の一例は以下の通りです。

参照: 志門塾リーフレット（2024年3月時点、岐阜本部校43の料金）
※別途、教材費が必要
※その他のコースやコースの詳細については、各教室に問い合わせてください。

志門塾の高校生の料金

　志門塾の高校部では、高校別・志望校別のライブ授業を受講することができます。受講できる校舎は岐阜校、大垣校、多治見駅前校、高山校、長浜西校（長浜西校は高1・高2のみ）で、受講科目も校舎によって異なっているので注意してください。足りない科目は、代ゼミサテラインで受講することもできます。

　コースの料金や詳細については、各教室に問い合わせてください。

志門塾の季節講習料金一覧

　志門塾の講習料金の一例では、講習料金が安くなるキャンペーンを開催していることがあります。以下は、2024年の春期講習における料金の一例です。

参照: 志門塾リーフレット（2024年3月時点の料金）
※別途、教材費が必要
※3月21日から4月5日まで（校舎によって日程が違う）
※新中1の料金は「新中1応援キャンペーン」により、本来は13,860円のところ0円
※その他のコースやコースの詳細については、各校舎に問い合わせてください。

　春季講習では教科の講義の他に、新小4〜新中2は統一テスト、新中3は岐阜模試を受験することになります。授業に加えてテストや模試を受けることができるので、実力試しにもおすすめです。

他の学習塾との料金比較

　ここまで志門塾の料金を紹介してきましたが、これらの料金は適正なのでしょうか。志門塾と近い地域に校舎を展開する「秀英予備校」「リード進学塾/予備校」「螢雪ゼミナール」と料金を比較してみます。

秀英予備校との比較

　秀英予備校は静岡県と愛知県を中心に、19の都道府県で200以上の校舎を運営する学習塾・個別指導塾です。幼児から入れるリトミック教室や社会人の書道教室など、幅広い学びを提供しています。学習塾としては、小学生から高卒生を対象に集団授業、個別授業（秀英PAS）、映像授業（秀英iD予備校）などがあり、学習スタイルの多様さも魅力の一つになっています。

　秀英予備校の料金やコースの一例は以下の通りです。

※表はすべて税込料金。以下同。
参照: 秀英予備校ホームページ（2024年3月時点の料金）
※小学生・中学生は2024年3月〜8月岐阜本部校の例、高校生は2024年3月静岡本部校の例
※その他に入学金・教材費・模試費が必要（講座による）

　志門塾と秀英予備校の料金を比較した結果はこちら。

※授業料年額138,600円、諸経費年額52,800円を支払い月（4〜12月の7カ月）で割った金額
　ここで比較した講座では、それぞれ受講できる教科数やレベルが異なるため、一概にどちらのほうが安いかは判断しにくいところです。ただ、中学生や高校生では、同じ教科数のコースを受講した場合、諸経費込みで同程度の料金になっていることがわかります。

　また、小5・小6で4教科を受講した場合は、秀英予備校のほうが安くなっています。ただし、志門塾は中学受験コース、秀英予備校は標準クラスという違いがあるため、通塾の目的に合わせて塾・予備校を選ぶ必要があります。

リード進学塾/予備校との比較

　リード進学/予備校は、岐阜県と愛知県に58の校舎を構える学習塾・予備校です。小・中学生向けの「リード進学塾（小中指導部）」と高校生向けの「リード予備校（高校指導部）」の他、「河合塾マナビス（高校指導部）」があります。リード進学塾/予備校では教科専任制を導入しており、専門科目の講師による授業を売りにしています。そのため単科受講もできますが、5教科受講のように受験に必要な科目をまとめて受講することを勧めているようです。

　リード進学塾/予備校の料金やコースの一例は以下の通りです。

※表はすべて税込料金。以下同。
参照: リード進学塾/予備校（2024年3月時点の料金）
※その他、入会金・教材費・維持費等が必要
※校舎により開講しているコースが異なる

　志門塾とリード進学塾/予備校の料金を比較した結果はこちら。

　こちらも、受講できる科目数やコースのレベルが異なるため、安易に比較することはできません。ただ、授業料だけで見るなら、リード進学塾/予備校のほうが低価格になっているようです。しかし、ここで比較したコースでは、志門塾のほうがより高いレベルの授業を扱っているようですので、料金だけではなく、子どもの学力や志望校に合わせて塾・予備校やコースを選ぶことが大切です。

螢雪ゼミナールとの比較

　螢雪ゼミナールは、愛知県・岐阜県に39の校舎を運営する学習塾です。学習スタイルには、集団授業を行う「螢雪ゼミナール」、小中高生の個別指導を行う「螢雪パーソナル」、代ゼミサテラインを利用する「高校部サテライン校」と3つのスタイルがあります。螢雪ゼミナールでは、目標管理、やる気を引き出す学習環境、自宅から視聴できる映像授業など、面倒見のよさを売りにしています。

　螢雪ゼミナールの料金やコースの一例は以下の通りです。

※表はすべて税込料金。以下同。
参照: 螢雪ゼミナールチラシ（2024年3月時点の料金）
※別途、入塾金・教材費・ケイセツ模試代・諸経費が必要
※校舎により開講しているコースが異なる

　志門塾と螢雪ゼミナールの料金を比較した結果はこちら。

　志門塾と螢雪ゼミナールの料金を比較すると、全体的に螢雪ゼミナールのほうが安くなっています。しかし、授業時間は螢雪ゼミナールの方が短くなっている点に注意が必要です。例えば、中3の講座で授業時間を比較してみると、

• 志門塾の「トップレベル選抜コース」は、170分×週2回+150分×週1回で週あたり490分
• 螢雪ゼミナールの「5科目コース」は、50分×5コマで週あたり250分

となり、倍近くの差があることがわかります。一方で、授業料は1.5倍程度の差であるため、授業時間あたりの料金で言えば志門塾のほうが割安になります。そのため、金額だけではなく、授業時間や指導内容も考慮して塾・予備校選びをすることが大切です。

志門塾のおすすめポイント

　ここまで、志門塾の料金を他の塾・予備校と比較してきました。授業料が同程度であれば、より魅力のある塾・予備校を選びたいところ。そこで、志門塾のおすすめポイントを3つ紹介します。

岐阜県の高校受験における豊富な実績

　志門塾の魅力は、中学受験・高校受験・大学受験に対して、多くの合格実績があることです。例えば、高校受験では以下のように、岐阜県の多くの難関高校に合格者を出しています。

• 岐阜高校　140名（定員360名）※10年連続100名以上
• 岐阜北高校　115名（定員360名）
• 大垣北高校　165名（定員320名）※25年連続160名以上
• 大垣東高校　127名（定員280名）※26年連続100名以上

※2023年度合格実績

　この他にも多くの合格実績があるため、難関校を目指す中学生にとっては魅力的な塾と言えるでしょう。

学校に合わせた定期テスト対策

　志門塾は地域密着型の学習塾であり、学校に合わせた定期テスト対策が受けられるのも魅力的なポイントです。

　高校受験は、内申点と入試当日の試験の結果で合否が決まります。そのため、内申点を左右する定期テストは重要度が非常に高くなります。志門塾の定期テスト対策は約3週間前に始まり、授業や演習を通してしっかりと結果を出せるようにカリキュラムが組まれています。授業では、テスト範囲のすべての授業を復習します。

　また、5教科500点満点のプレテストを2回行い、学習の定着が不十分な箇所を確認し、テストの得点につなげられるように対策します。さらに、テスト対策前・対策期間中・テスト後に個別相談を行い、生徒の学習をサポート。長期間のきめ細やかな定期テスト対策により、高校入試が有利になります。

　他にも、高校の定期テスト対策が充実しているのも志門塾の特徴です。大学入試の「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」は、高校の調査書の比重が大きくなっています。そのため、高校の定期テストで高得点を取ることは、これらの入試を受ける上で非常に重要です。

　志門塾では、岐阜地区5校、西濃地区3校の学校ごとの教科書や進度に合わせたテスト対策を実施。一般型選抜だけではなく、これらの入試も視野に入れた対策を行うことで、高い大学合格実績を上げています。

講師が作成したオリジナル教材

　志門塾では、講師が作成したテキストを使って授業を進めているのもポイントです。講師がわかりやすさにこだわって作成したテキストは、英語教材、プリント、定期テスト対策、公立高校入試問題集、授業ノートなどの種類があります。

　特に、中学部で活用している「定期テスト対策テキスト」は、5教科の対策ができるように作られているので、定期テストに向けてしっかり取り組むとよいでしょう。また、「公立高校入試分野別問題集」「公立高校入試年度別問題集」は、岐阜県の入試問題を分析して作られているため、岐阜県の入試傾向を把握したり、過去問演習をしたりするのに役立ちます。

志門塾の無料体験授業・キャンペーン

　志門塾では、無料体験授業や各種キャンペーンを開催しています。2024年3月時点では、以下のキャンペーンを開催しています。

参照: 志門塾
※各キャンペーンの適用条件等は、各校舎に問い合わせてください。

志門塾の料金情報まとめ

　志門塾の料金を「秀英予備校」「リード進学塾/予備校」「螢雪ゼミナール」の3つの学習塾・予備校と比較しました。各塾で教科数、授業時間、学習内容やレベルが異なるコースを用意しているため、単純な比較はできませんでしたが、志門塾の料金が特段高いということはなさそうです。

　志門塾は、岐阜地区・西濃地区の合格実績が多くあり、地域に密着した対策を行っています。そのため、通っている学校や志望校に合った対策ができるなら、志門塾は一つの候補になるでしょう。志門塾では、無料体験授業を随時受け付けていますので、まずは無料体験授業に申し込んでみるのはいかがでしょうか。