米アイオワ大学ティッピー・カレッジ・オブ・ビジネスで5月に経営学修士号(MBA)を取得した42人は、160年の歴史を持つ同カレッジの一時代の終わりに立ち会った。フルタイムのMBAプログラムで最後の卒業生となったのだ。米国ではこれまでビジネススクールの中核を成してきたフルタイムのMBAプログラムを打ち切る学校が増えており、ティッピーはその一例にすぎない。この潮流の背景には、より履修期間が短く専門化した修士課程やオンライン課程の人気が高まっていることがある。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校と、フロリダ州のステットソン大学は5月、フルタイムの通学式のMBAプログラムについて、新たな学生受け入れを停止すると発表した。より人気の高いオンラインのプログラムに資源を振り向けるためだという。
従来型MBAコースが減少、米で人気薄れる
背景に堅調な雇用市場、オンラインMBAの人気高まる
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