外食費は「交際費」のカテゴリーで管理しよう
年末は他の費目を削って「交際費」を増やすのも手
いよいよ2015年も残すところ1カ月足らず。忘年会やクリスマスなどで何かと外食の機会が増える季節になってきました。外食は楽しいですし、主婦としては後片付けの手間がなくて楽でもありますが、前回の検証実験でも触れたように、どうしてもコストがかさんでしまいます。
そこで、今回は外食の費用を節約するためのコツを解説します。
基本的に、人と親交を深めるための外食は「交際費」とし、通常の「食費」とは分けたほうが、家計管理はしやすくなります。何かと交際費が増えがちなこの時期は、ほかの費目(たとえば食費など)を節約して、暫定的に交際費の予算を少し増やしてもいいかもしれません。
外食にも色々ありますが、職場の飲み会のように、自分が幹事にでもならない限り、節約したくてもできないものもあるでしょう。しかし、気の置けない友人同士の飲み会・食事会であれば、工夫次第で節約は可能です。ここからは、その方法をいくつか挙げていきます。
◆クーポンなどで割引が受けられる店を利用する
最もオーソドックスなのは、クーポン券や割引券のある店を会場に選ぶことです。すでに多くの人が実践しているのではないかと思いますが、まだやっていない人はぜひ実践してください。
インターネットで軽く調べるだけで、クーポン券や割引券のある店は容易に見つかります。「ワンドリンクサービス」や「10%割引」程度でも、十分お得感がありますし、「雨の日限定サービス」や「レディースデーは10%割引」といったサービスが行われている場合もあるので、お得な割引をしている店のサイトはブックマークしておきましょう。
また、「ホットペッパー グルメ」や「ぐるなび」など、スマホでクーポンを探せる「アプリ」も、今は山ほど出ています。
アプリを起動するだけで近所の飲食店を紹介してくれたり、数ある登録店の中からクーポンのお得な店を探したりできるアプリもあって便利です。
マクドナルドやケンタッキー・フライド・チキン、デニーズ、庄やグループなど、飲食店によっては独自にアプリを出しているところもあります。
アプリを出しているのは全国的にチェーン展開している飲食店が多いものです。そのため、もし日頃よく利用する店があるなら、アプリをインストールしておくと「期間限定のメニューを割引価格で試せる」など、お得な特典の情報を獲得できることもあります。
◆誰かの家や「ゲストルーム」でホームパーティーをする
ただ、クーポン券などを活用しても、飲食店での食事はやはりお金が高くつきます。また、居酒屋などで飲み会をするとなると、大抵2~3時間のコース制になっていて、飲み足りない場合は、つい「もう一軒」ということになりがちです。酔っぱらっていると誰しも判断力が鈍りますから、お金を使いすぎることにつながって危険です。
そこで、おすすめしたいのが「ホームパーティー」です。誰かの家を会場にして、みんなで食べ物や飲み物を持ち込むようにすれば、レストランや居酒屋を利用するよりも大幅に安くつきますし、制限時間の心配もいりません(あまり長居するのは迷惑をかけるので考えものですが……)。
ただ、ホームパーティーの場合は会場となる家の住人に負担がかかりがちです。普段から自宅をキレイにしている人か、よっぽど構わない性格の人でない限り、人が集まるときには事前に念入りに掃除や片づけをするはずだからです。
もし、「ゲストルーム」があるマンションに住んでいる友人・知人がいれば、そこを借りてもらうのがベストでしょう。ゲストルームとは、マンションの来客用の共用施設のことです。
新しい大規模マンションには付いていることが多いです。マンションによってルールは異なりますが、事前予約で一定の時間を貸切で利用できたり、宿泊したりすることもできます。
ゲストルームの料金はそう高くありません。私が以前参加した某マンションのゲストルームでのパーティーは、会場レンタル料が2時間で1000円でした。お酒や食べ物の代金をプラスしても、人数が多かったので大きな負担にならずに済みました。ゲストルーム付きのマンションに住んでいる友人がいるなら、頼んでみる価値はあります。
◆自治体の保有している施設(調理室)を借りる
全国の市区町村では、それぞれ「公民館」や「コミュニティセンター」といった名称の施設を所有しているものです。そのなかには、調理ができる部屋が用意されていることもよくあります。
こういった調理室では、よく地域の住民向けのパン教室などが開かれていますが、個人でレンタルできる場合もあります(自治体ごとにルールは異なります)。大抵は1時間あたり数百円程度のレンタル料に収まるので、友人同士で借りてみるのも面白そうです。
ただ、あくまで「料理実習」を目的とした施設なので、料理に使う以外の酒類は持ち込めない場合がほとんど。それでも、みんなで料理を一緒に作って、ワイワイ楽しむことはできるでしょう。学校のような雰囲気なので、昔の調理実習のような懐かしさも味わえるかもしれません。
参考までに、東京都の自治体で一般に貸し出している施設の例を挙げてみます。利用するためには、その地域に居住する人があらかじめ専用サイトで登録をし、事前に予約する必要があります。応募多数のときは抽選になります。
①東京都三鷹市「井の頭コミュニティセンター(調理室)」
https://inokashiracc.jp/facility/
②東京都新宿区「四谷地域センター(調理工作室)」
http://ycc.tokyo/pg49.html
③東京都足立区「足立区 東和地域学習センター(料理室)」
https://www.adachi-touwacenter.net/facilities/
④東京都新宿区「牛込箪笥地域センター(調理室)」
http://www.city.shinjuku.lg.jp/soshiki/261400tans_00002.html
⑤東京都千代田区「万世橋出張所・万世橋区民会館(教養実習室)」
https://www.city.chiyoda.lg.jp/shisetsu/kuyakusho/manseibashi-shuchojo.html
⑥東京都文京区「アカデミー茗台(実習室)」
http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/bunka/academy/meidai.html
東京都の例だけを掲載しましたが、もちろん東京都以外でも、同様の施設がある自治体は多いです。居住地の自治体の情報をチェックしてみてください。
◆民間の「レンタルキッチン」を借りる
自治体の公共施設は、利用にあたって細かいルールが定められており、多少堅苦しい部分があります。
それがイヤな人は、民間の会社が提供するレンタルスペースを借りましょう。公共施設よりもレンタル料はやや高くなりますが、用途をはっきり「女子会」や「パーティー」と謳っているところもあり、より気軽に利用できます。
以下に、レンタルキッチンの一例を挙げてみましょう。
①「高尾の森(調理室)」(東京都・八王子)
https://www.wakuwaku-village.com/facility/culture/cooking_room.html
②「八丁堀レンタルキッチンスタジオ」(東京都・八丁堀)
https://www.instabase.jp/rooms/hatchobori
③「おでかけキッチン」(神奈川県・武蔵小杉)
http://www.rental-kitchen.com/
④「キッチンスタジオ」(大阪府・鶴見区)
http://hns-japan.com/rental.html
なかには若干高額な施設もあるのですが、充実したキッチンと広いくつろぎスペースがあって、場合によっては出張シェフやケータリングサービスなどを呼ぶことも可能です。大人数でのパーティーであれば、利用料が高くても一人あたりの負担は少なくできるので、選択肢の一つとして検討する価値はあるでしょう。
ただ、いくら工夫しても外食が増えすぎると、やっぱり負担が大きくなります。何かと忙しい時期でもあり、つい外食したくなる気持ちが湧くかもしれませんが、必要性があまりないときは、グッと堪えて自炊をするようにしてください。
そのためには、外食する日と自炊する日のメリハリをつけることが大切です。1週間、あるいは1カ月のうち外食していい日数の上限を決めるなどして、“外食過剰”にならないように注意していきましょう。
(取材・構成/元山夏香)
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
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初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
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初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※2) |
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