「あるく・おトク・でんき」は、歩けば歩くほど電気代が安くなるサービスである。健康促進と光熱費節約はまさに一石二鳥そんな中、この10月から異色のサービスを始めたのが、新興電力会社イーレックスである。健康器具メーカーのタニタと組んで「あるく・おトク・でんき」というサービスを展開している。契約すると、タニタの活動量計が無料で配布され、それをつけて歩いたり走ったりするとポイントがたまる。そのポイント数によって電気料金が値引きされる仕組みだ。上限はあるものの、歩けば歩くほど、電気代が安くなるのである。
値引きの例を具体的に示そう。まずは月間使用量が40A、350kWhの場合(2人世帯の平均)、従来の試算だと、月額電気料金は9,657円になる。これが「あるく・おトク・でんき」では、月に471円、年間5,652円安くなる。さらに、歩数に応じたポイントも付与される。1日に8000歩(約6km)を歩くと月に500円、1日に1万歩(約8km)歩くと月に1,000円値引きされ、かなりのお得感がわかるだろう。
「タニタさんは“健康をつくる”をビジョンに掲げている健康機器のリーディング企業です。すでに『からだカルテ』という優れたサービスを提供されています。電気と健康が一見まったく関係ないように見えますが、協力をしたら面白いことができるのではないかと考えました。また、健康に関しても実践的な知見をお持ちですから、今回の提携につながったわけなのです」(イーレックス・スパーク・マーケティング株式会社 青木格氏)
健康と節約。その両方を実現できるこのプランはまさに一石二鳥である。タニタの健康応援ネット「からだカルテ」を無料(通常は有料)で利用でき、歩数のほかに、体重や体脂肪率などをグラフに表示して、自身の健康を管理することもできる。また、付与されるポイントは、先述した歩数だけでなく、毎日継続して歩いたときには「継続ポイント」、歩数をアップロードした際の「データ通信ポイント」、一定の歩数以上を歩いたときにも「ボーナス歩数ポイント」が加算されるという。利用者のやる気を上手く引き出す工夫が随所になされている。
活動量計で計測されたデータは、タニタの「からだカルテ」と連動している。歩数だけでなく体重、体脂肪の変化をグラフで確認できる実際、すでに利用しているユーザーから「健康のためにウォーキングをしているが、普通に歩くよりモチベーションが高まる」「毎日、活動力計を見るのが楽しみになった」という声も届いている。
現在は、東京電力、中部電力、関西電力管内のみのサービスであるが、状況を見ながら、今後のエリア拡大を検討していくという。



