三菱UFJキャピタルが支援している成長企業

蛍光をがん再発リスクの低減に活用
五稜化薬

各種の病変に反応して光を発する蛍光試薬(プローブ)200製品以上をラインアップしています。現在はがんの蛍光プローブの臨床開発に注力し、試薬からナビゲーションドラッグの開発を目指しています。ナビゲーションドラッグはがんの外科手術において、がんの取りこぼしがないかが施術中に分かり、1ミリ以下の微小がん部位も把握できます。これによりがんの再発リスクを低減することができるのです。(丸山健一代表取締役)

「蛍光を臨床現場に活用したい」という思いに共感し、試薬販売事業を始めた段階から投資しました。事業展開の節目に、追加投資や開発人材の紹介など体制づくりを支援。新コンセプトでがんの再発リスクの低減に貢献する意義の高い事業です。

投資担当 長谷川宏之

ベルギーの再生医療チーム
Promethera

当社は肝臓由来の幹細胞HepaStemの他家移植による肝臓疾患治療を目指しています。HepaStemはすでに欧州で小児を対象とした安全性試験を終了しており、現在、尿素回路異常症で第二相臨床試験中ですが、日本でも臨床試験を開始するべく大学病院、医薬品機構とも最終的な交渉を進めています。GMP基準での細胞医薬製造工場を自社で保有しており、細胞医薬の開発経験豊富な製造責任者も擁しています。(John Tchelingerian CEO)

日本でも小児の希少疾患を治療できる再生医療です。希少性疾患を足掛かりに、より巨大な市場である非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)などへの臨床開発も進めており、高コストが難点といわれる再生医療の開発モデルになりえると考えました。

投資担当 安江 滋

AIで体の異変を予測して予防
Karydo TherapeutiX

当社は、私の科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業の研究成果を事業化するために設立されました。生体を複雑系のネットワークシステムと考え、生命科学や数理計算科学などの異分野を融合して正常なネットワークシステムの構築と維持の原理を解明し、その崩壊が疾病に至る道筋を明らかにします。これにより病気の発症を自身で診断したり、予防薬の開発を効率化したりできるようになります。(佐藤匠徳代表取締役)

人の体の全臓器が、どのようなコネクションを持っているかを解明する「多臓器連関」の考え方が実に興味深く、また「当社技術を使った超先制医療で健康長寿社会の発展に貢献したい」という佐藤先生の志にも共鳴しました。

投資担当 島﨑 誠

 

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