頼りになる
3つの確かな認定制度

 そこで頼りになるのが、住宅の認定制度である。第三者機関により、設計、施工の各段階で一定基準を満たしているか検査を受けて、規定の検査に合格すればもらえる、いわば住まいの「お墨付き」のようなものである。

 代表的なものに「長期優良住宅」「住宅性能表示」「フラット35適合」の3つがある。

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 「長期優良住宅」は、耐震性や劣化対策など、7つの技術基準をクリアすることが認定条件となっている。住戸面積も条件の一つとなっているため、狭い土地に建てられた低価格の建売住宅の場合、取得できないことも多い。

 一方「住宅性能表示」は10区分(32項目)の条件を満たす必要があり、そのうち4区分の条件が長期優良住宅と重なる。

 長期優良住宅は住まいの長寿化(中古での流通)を、住宅性能表示は住まいの品質を主眼にする違いはあるものの、いずれかに認定されていれば、ひとまず安心だ。

 また住宅ローンで「フラット35」を利用する場合、住宅金融支援機構が独自に定めた技術基準に適合している必要がある。適合している場合、基本的な安全性や暮らしやすさは保証されたものと考えることができる。戸建て住宅では、1戸当たり「床面積70平方メートル以上」が条件の一つになっている。

 なお、長期優良住宅は設計時の確認のみ(施工時チェックなし)、住宅性能評価には設計と建築の別があり、設計は設計時チェック、建設には工事中検査がある。フラット35適合は設計時のチェックと工事中の検査の両方が行われる。