――店長はすべて御社のコンサルタントに取って代わってしまうということでしょうか?
川口:そうではありません。店長には、仕入れ業務や配送業務、顧客対応や従業員のマネジメントといった本来の店長業務に専念していただき、われわれはECで売るための企画や戦略部分を担うイメージです。
本業のリアル市場で商品が売れているにも関わらず、ネットショップでの売り上げが良くないということは、悪いのは「ネットでの売り方」だけです。その部分さえ補完できれば売り上げは飛躍的に上がるはずです。われわれは店長の参謀役として力を発揮します。
トップコンサルタントが
集まるプロ集団
――モードならではの特徴とはなんでしょう?
川口:われわれの強みの一つが、数々の受賞暦を持つトップコンサルタントの存在です。彼らが店舗運営をサポートすることで、大手ショッピングモールでの売り上げを向上させます。
通常、大手ショッピングモールのECコンサルタントは1人で100店舗から150店舗を担当しますが、しっかりと見ることができるのはそのうちの上位1割くらいと聞きます。しかし、フォローできない残りの9割の店舗も当然売り上げを伸ばしたいはずですし、実はそういったなかに非常に良い商材を持つポテンシャルの高い店舗があったりもします。
われわれは1社1社に対し、きめ細かなフォローと正しい販売戦略を立てることで、そういった店舗の売り上げを向上させていきたいと考えます。
――それは非常に心強いです。
川口:実績を重ねてきたコンサルタントだからこそ、成功と同時に多くの失敗事例も見てきています。実際彼らは、3000店舗を超えるさまざまなジャンルの事例をノウハウとして有しています。
たとえば、楽天市場約3万5000店舗様の平均月商は244万円といわれていますが、実際それを上回っているのはわずか20%程度です。つまり平均以下の売り上げしか上げられない店舗が圧倒的に多い。
当社のコンサルタントは長年の経験やノウハウから、成功、失敗のパターンが確信をもって判断できると同時に、ECの市場感やトレンドについても把握しているため、ショップごとの状況を掛け合わせることによって、「この広告はいらない」「この商材は失敗する」「この条件を揃えれば売れる」といった具体的にアドバイスが可能です。
ECコンサルタントに必要なのは、一般論を述べたり、「見やすいページに変えましょう」「装飾したメルマガを打ちましょう」といった小手先のテクニックの提案ではありません。特にわれわれのクライアントの多くは本業を抱えていて、その一事業としてEC事業を行っています。そこを見誤ると店舗のポテンシャルを効果的に引き出すことができません。