出品者には、アマゾンの自社直販と
同じサービスを提供
――モールへのショップ出店ではなくて、商品単位で出品するのが特徴ですね。
前田:お店を作る手間もなく敷居が低い。モールだと、お店にお客様を呼び込むための広告やメールキャンペーンを打たなくてはいけませんが、アマゾンにはお店に来ていただくという概念がありません。
お客様は、モールと違って、商品検索を使い商品を探すので、魅力的な商材を持っていることと、在庫を切らさずに、競争力のある販売価格を出すとより優位になります。月額4900円の使用料が固定費で、それ以外は広告費用もなく、売れた時の成約手数料のみです。
加えて、出品者様は、アマゾンが培ってきたカスタマーレビュー、商品おすすめ機能、メールキャンペーンなどのEコマースウェブテクノロジーをアマゾンが直販する商品と同様に無料で利用できます。また決済代行もアマゾンが無料で行います。
モールは、お店単位で出店が行われるので、決済もお店単位。それに比べてアマゾンはアマゾン全体での決済なので、カートの中にはアマゾン直販の商品も出品者様の商品も混在している。レジでは、アマゾンがまとめて決済を代行するので、お客様から見ても便利なのはもちろん、出品者様にとっても手間や決済などの負担がありません。
――商品の紹介が統一されていて、シンプルなのも購入しやすい理由のように思えます。
前田:このわかりやすさも、大きな特徴の一つです。アマゾン直販であっても、出品者様の商品であっても同様の見せ方をしているので、購入する側にとっても常に同じ購入体験ができます。
複数の出品者様が同一の商品を出品している場合、在庫、価格、カスタマー評価、お届けまでの時間など、あらゆる販売条件を総合的にシステムが判断して、お客様にとってベストな商品提供をしている売り手がいちばん上に表示されます。アマゾンが常にいちばん上に来るわけではありません。