もっとも多い明治大は1030人も増やす。日本大472人、武蔵野大385人、同志社大326人、福岡大310人など、私立大全体で5778人の定員増を申請中だ。今年の近畿大のように、一般入試の合格者を増やす可能性も考えられる。
来年も定員の厳格化は進み、1.1倍までに減る。そうなると、今年以上に一般入試での合格者が減ることになる。受験生の中には、早くに合格を決められ、それでいて受験は1校で済む推薦入試やAO入試を選ぶ人も増えるのではないかと見られる。
ただ、難関大は相変わらず一般入試枠が大きく、やはり一般入試が募集のメインになる。対策としては併願校を増やしていく必要がある。来年も文系人気が続けば、私大人気はますます高まり、入試もよりいっそう厳しくなりそうだ。