■ミクシィ
「SNS2.0」を標榜しコアビジネスを世界展開

ミクシィ代表取締役社長
笠原健治氏

 ミクシィは、2007年に中国へ進出。現在、中国・上海に開発拠点、投資・アライアンス拠点をアメリカのシリコンバレーに置く。

 中国に進出した当初は「中国人にうけるサービスは中国人が知っているはず」と積極的に現地人材を採用。その結果、現地で流行りだしているサービスの追加など後追いのサービスが多くなり、「結果的にミクシィの良さがどんどん削がれていってしまった」(笠原氏)という。よって同社は現在、中国に開発業務だけを残している。

 笠原氏は、「この経験で、ミクシィの強さはソーシャルグラフにあり、匿名にしすぎず、完全にオープンでもないという心地よさにあると確認した」と述べ、今後も自社のコアをとことん追求し、それが日本人にうけるのと同じ理由で、米国や中国でうける、自分たちのやるべきことをやることが一番の近道と述べる。

 また同氏は、SNSにまだ進化の余地があると見ており、「これまでサービスをブラッシュアップしてきたが、運営側からするとまだまだ課題がある」と述べ、ミクシィを「SNS2.0」(=次世代のSNS)として進化させていきたいと語った。

■サイバーエージェント
自社の文化や価値観でジャパニーズムーブメントを

サイバーエージェント
代表取締役社長CEO 藤田晋氏

 サイバーエージェントは、海外拠点をサンフランシスコに置き、西條晋一専務を駐在派遣して北米市場の開拓に取り組んでいる。

 アメーバピグの海外版やSmartphone Games、Media/Ad networkなどを展開、売り上げは約10億円に上る。しかし、これは全体の1%程度にすぎないため、さらなる売り上げアップを目指す。「基本的には日本と同じやり方を海外でも踏襲。大規模な企業買収などは行わず、われわれの文化や価値観で、ジャパニーズムーブメントを創造していきたい」と藤田氏は海外戦略を語った。

 また、アジア地域にはベンチャーキャピタル事業を中心に進出している。これまで約30社に投資し、2社が上場したという。中国のSNSでもピグを提供しており、今後はアジアでもサービスを展開していく。