プレゼンスを基点に、連絡先、スケジュール、ビジネスチャット、オンライン会議、外線電話など多彩なコミュニケーション手段の統合で“つながり”の強化をサポート。Lync専用クライアントからだけでなく、Microsoft Office製品からアク調査結果を受けて、フリーアドレス制度を導入、併せてオープン会議エリアを社内の随所に設けるなどして、スペースの有効活用と維持管理費の縮小に努めた。セスも可能で、社内外の「○○に強い人」などとスキル検索して直接コミュニケーションを取ることもできる。
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  軸となるのは、相手の状況をリアルタイムで把握できるプレゼンスだ。たとえば、離れた場所にいる上司に相談したいとき、一般の電話なら、かけてみないと相手が在席しているかどうかすらわからない。メールも同様で、相手がいつ確認をしてくれるかは不確定だ。このようなコミュニケーションのズレはよくある。そんなときもLyncのプレゼンスを見れば、赤青黄の信号の色や「連絡可能」「退席中」「電話中」「会議中」などの文字によって相手の状況が的確にわかる。

  比較的急ぎの用件で上司に連絡したいとき、上司のプレゼンスが赤色で「取り込み中」であっても、テキストチャットで会話できるかもしれないし、「急用です。電話してもよろしいですか?」と聞いて判断を仰ぐこともできる。

  プレゼンスやテキストチャットがあれば、まるで隣の席にいるかのように相手の様子をうかがい声かけできるので、遠慮し過ぎたり逆に相手の業務の妨げになったりすることなく、タイミングよく意思疎通が図れます。当社では、相手のプレゼンスが青であってもまず『今電話していいですか?』とテキストで確認してから音声通話に切り替えるカルチャーが浸透しました」(米野氏)

   自分や相手がどこにいても最大効率のコミュニケーションが可能になることで、ビジネスの機会損失を招くこともなくなるというわけだ。