「疲れ目」に効くのは、赤い成分。改善策を眼科医が解説参天製薬の「サンテ メディカル シリーズ」には、症状に合わせた目薬が3点ある。写真左から、「メディカルアクティブ」「メディカル12」「メディカルガードEX」(全て、12ml 1598円)

疲れ目、ドライアイ、角膜ダメージ…症状に合った目薬を選ぶ

 参天製薬の「サンテ メディカル シリーズ」には、目のトラブルの原因別に選べる目薬として3製品がラインアップ。原因と症状に合わせて、上手に選べば、高い効果が期待できるという。

 パソコンやスマートフォンを長時間使っていて、「夕方になると目がずっしりと重い」「目が充血している」「ピントが合いにくい」といった症状を感じる場合は、毛様体筋が凝った疲れ目である可能性が高い。

「サンテ メディカル シリーズ」の中では、ビタミンB12(シアノコバラミン)を最大濃度(※註)で含む「サンテ メディカル12」が最適だ。暗赤色をしているため“赤いビタミン”とも呼ばれるビタミンB12は、末梢神経に働きかけ、神経を活性化させるので、毛様体筋の機能を回復する効果が期待できるという。これには、角膜の保水を促す「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム」や、充血を抑える「クロルフェニラミンマレイン酸塩」なども配合されている。

 目にヒリヒリ感やざらつき感、異物感があったり、光に対して過敏になったりする場合には、角膜ダメージの可能性がある。黒目部分の組織である角膜は、水晶体と共にレンズの役割を果たし、外界からの刺激や病原体の侵入を防いでいるが、コンタクトレンズの長時間着用や紫外線などによってダメージを受ける。

 同シリーズの目薬では、角膜の修復を促すフラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(活性型ビタミン B2)を最大濃度(※註)で配合した「サンテ メディカルガードEX」がぴったりだ。

 一方、目のかすみを感じる上、「細かい文字を見ているとすぐ疲れる」のであれば、目が乾いている可能性が高い。これは角膜の上にある涙液層が不安定になると起こるもので、エアコン、パソコン、コンタクトレンズの“3コン”も原因に挙げられる。この場合には、涙の安定化に役立つビタミンA(レチノールパルミチン酸エステル)を配合した「サンテ メディカルアクティブ」が有効だ。

 症状が強い場合や点眼薬を1週間ほどさしても治らない場合には、別の病気だったり、薬が合っていなかったりという可能性がある。その場合には、薬局の窓口で相談するなり、眼科医に出向くなり、早めの対処を。

※註 一般用眼科用薬製造販売承認基準の最大濃度配合

※参天製薬「サンテ メディカル シリーズ」について、詳しくは【こちら】