厳密な検証データで
確認されたアルカリイオン水の効果

──アルカリイオン水に効果が見つかった経緯は?

堀田 アルカリイオン整水器は1966年に薬事認可され、80年代にはブームが到来しました。ところが92年、国民生活センターが効果に疑問を呈したため、厚生省(現厚生労働省)の要請により、中立な第三者組織で5年にわたる厳密な比較臨床試験が行われました。

 当時、京都大学医学部教授の糸川嘉則委員長のもと、研究班の一員として吉川先生にご参加いただいたのです。

吉川 結果、明確な有意性をもって、胃腸症状の改善に効果があることが認められました。

堀田 1日当たり0.5〜1リットル飲むと、効果があるとされています。

アルカリイオン水とは?

アルカリイオン整水器と呼ばれる家庭用電解水生成器(管理医療機器)を用いて、水道水など飲用に適した水を電気分解することにより、陰極から生成される飲用電解水の通称。生成水は水酸化物イオンにより弱アルカリ性(pH9〜10)を示し、水素を含む。アルカリイオン整水器は「JIS T 2004」というJIS規格が定められ、適合製品には認証番号が付与されている。

──ちまたには、さまざまな飲料水がありますが、アルカリイオン水との違いは?

堀田 端的に言うと、今のところアルカリイオン水だけが機能と生成器について科学的な裏付けと公的認証があることです。

吉川 アルカリイオン整水器でつくられるアルカリイオン水の胃腸症状改善の有効性や安全性が、国に認められているのです。