各々の仕事の価値観で働ける
価値観型人事制度を採用

 鈴鹿は社員を大切にする会社としても評価が高い。
 瀬古社長の「社員の幸福度アップの真剣な願い」は、社長自身が管理職(課長)を含む労働組合を06年に設立したことにも表れている。人事制度には「価値観型人事制度」を採用した。仕事に対する価値観に合った働き方を推奨するため、組織も一般的な上意下達のピラミッド型から自律的に社員が自己完結的に仕事を進める「クラスター型組織」(下図参照)に変えた。

社名変更を機に活躍の場を日本全国へ広げる価値観型組織イメージ (クラスター型組織)
価値観型組織では、個人の仕事に対する価値観に合わせて 組織を変化させ、状況に応じてパイプの太さ(情報量や仕事量)や 距離(仕事頻度)を変化させて対応することができる。

 電気工事会社というと男社会のイメージだが、瀬古社長は女性の活躍にも期待する。業務の内製化により図面作成や予算管理のような仕事も多く「ぜひ価値観に合った働き方をしていただきたい」と呼び掛けている。
 鈴鹿は近い将来、拠点を東京へ移す。鈴鹿市から日本全国へ、活躍の舞台が大きく広がる。

「S」に三方ヨシ!の願いを込める

社名変更を機に活躍の場を日本全国へ広げる

 10月1日の社名変更に合わせて、会社のロゴも変更された。新しいロゴは鈴鹿の頭文字「S」を右肩上がりにデザイン化したもの。太陽光発電など自然エネルギーが会社の飛躍のきっかけになったことから、カラーには空や海の青と太陽の赤を採用した。また「S」は三方ヨシ!の「三」も想起させる。真ん中の赤い「一」は従業員を示し、両端に柔らかく包み込むイメージを持たせた。

■会社データ
鈴鹿電設平均年齢     37.1歳
今期連結売上高     約67億円
グループ総従業員数    180人

問い合わせ先
株式会社 鈴鹿
〒513-0014  三重県鈴鹿市高岡町654-1
TEL:059-369-3222
ホームページアドレス:http://www.suzuka-group.co.jp