数百万、数千万人という膨大な顧客データを瞬時に解析するのは、人間の力だけでは不可欠だ。これに対応するため、アドビは「Adobe Sensei」(アドビ・センセイ)というAIを駆使したユーザー支援機能も提供している。
Adobe Senseiは、データ分析だけでなく、コンテンツ制作の省力化や最適化にも利用できる。基調講演では、クライアントから受け取った広告のイメージスケッチをもとに、デザイナーがAdobe Senseiを使って効率よくポスター制作を行うデモも披露された。
日本マイクロソフト 代表取締役社長 平野拓也氏(右)は、アドビとの連携強化による顧客企業のメリットを語った
また、この基調講演には日本マイクロソフトの平野拓也代表取締役社長も登壇した。平野氏は「アドビとマイクロソフトの協業関係はグローバルで進んでおり、日本でも両社によるジョイントソリューションの開発やチーム営業が実現している。今年4月からは品川のマイクロソフトテクノロジーセンターでジョイントソリューションの常設デモも開始した。ぜひ両社による今後のサービスにご期待いただきたい」と語った。
豊富なデモと企業事例で、顧客体験の向上がビジネスを駆動することを実感できる講演だった。