進化し続ける“茶カテキン”で「ヘルシア新時代」へ

「体脂肪を減らすのを助ける」から「内臓脂肪を減らすのを助ける」へ

厳しい審査基準をクリアし、
「特定保健用食品」の表示許可を取得

 「ヘルシア緑茶」が商品化されるまでには、もう一つの壁があった。それは“トクホ”の取得である。商品の健康価値を多くの人に伝えるためには、第三者に認められた健康効果を打ち出さねばならず、そのため「特定保健用食品」の表示許可を受ける必要があったのだ。 

日比壮信(ひび まさのぶ)
花王 基盤研究セクター・生物科学研究所 主任研究員

 商品化に向け、生物科学研究所から開発プロジェクトをバトンタッチされた、当時、ヘルスケア第一研究所 健康機能評価センターの日比壮信研究員(現・基盤研究セクター・生物科学研究所主任研究員)は、次のように振り返る。

「特定保健用食品の審査基準は厳しいため、科学的に効果を証明する多くのデータが必要でした。これまでに試験に協力していただいた方は約2,000人、下豊留から提案と報告は受けていましたが、実際に脂肪が明確に減って行く試験のデータを見て“これは本物なのだ”という驚きがありました。申請からの期間は2年以上に及び、2003年3月にようやく特定保健用食品の表示許可が下りたときは、当時のメンバーには喜びと達成感がありました」
 
 こうして生まれたのが『ヘルシア緑茶』(特定保健用食品)だ。化学製品を得意とする花王にとって、天然素材を扱った飲料分野への進出は初めての挑戦だったが、未知へのチャレンジを奨励する社風が、開発プロジェクトを後押しした。

 プロジェクトに関わった研究員たちの多くは「日本茶インストラクター」(NPO法人日本茶インストラクター協会)の資格を取得。お茶に関する造詣を深めながら、茶葉から茶カテキンを取り出す抽出や精製の技術を進化させ、『ヘルシアウォ−ター』『ヘルシアスパークリング』『ヘルシア紅茶』など、飲まれる場面に合わせて商品バリエーションを充実させてきた。いずれのヘルシアも体脂肪を減らすのを助ける特定保健用食品で、茶カテキン540mgを含有する。

 茶カテキンには、脂肪を代謝する力、つまり脂肪の分解と消費に働く“酵素”の活性を高める働きがある。大切なのは、継続的に摂取すること。飲用は食事の場面に限定されず、1日の生活の中でいつ飲んでも効果が期待できるのが特徴だ。
 
 ちなみに、ヘルシアの茶葉の主要原産国はアフリカのケニアである。あまり知られていないが、ケニアは世界有数の茶葉の生産国で、質の高い茶葉を世界に送り出している。

ヘルシアでは茶カテキンを構成する8種の組成のバランスが最適なケニアの茶葉を使用している(写真提供:花王)


「ヘルシアに相応しい組成の茶カテキンを含有する茶葉を求めて、世界の茶葉主要生産国10か国、地域も多岐にわたる100点近くの茶葉を集めて分析調査した結果、ケニアの茶葉の茶カテキンが最も適していることが判明したのです。天然素材の制御は難しいのですが、現在はそのケニアの栽培農園と契約して、摘採後スピーディーに生茶の葉裁断・抽出・乾燥までを現地で行い、茶葉に含まれる有効成分を安定的に抽出しています」(下豊留氏)
*本品は、脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を高める茶カテキンを豊富に含んでおり、脂肪を代謝する力を高め、エネルギーとして脂肪を消費し、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が気になる方に適しています。(2018年12月14日現在、販売のヘルシア緑茶a、ヘルシアウォーターa、ヘルシアスパークリングv、ヘルシア紅茶aの特定保健用食品の許可文言)

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