内臓脂肪を減らす機能がある茶カテキンを配合、
飲用シーンを増やすスティックタイプの新製品を発売
そのヘルシアに、2018年11月から新製品がラインナップに加わった。『ヘルシア 茶カテキンの力 緑茶風味』(機能性表示食品)である。
商品名:ヘルシア 茶カテキンの力 緑茶風味
届出表示:本品は茶カテキンを含みます。茶カテキンには、肥満気味の方の内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています。内臓脂肪が気になる方に適しています。
*本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届出されたものです。ただし、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
ヘルシア初の粉末タイプで、好きなときに好きな場所で、溶かして飲むことができる。お湯にも水にも溶け、1日2本飲めば、従来の飲料タイプと同じ540mgの茶カテキンを摂ることができる。ターゲットとするのは、見えにくい内臓脂肪の低減だ。
「開発のきっかけは、ヘルシアを毎日飲んでいただきたいから。繰り返しますが、茶カテキンは毎日摂取することで脂肪を消費する機能がある。持ち運びや家でのストックに便利な粉末タイプにすることで、自宅でもオフィスでも出張先でも、毎日無理なく飲むことができます」(下豊留氏)
ヘルシアを毎日飲もうと思っても、コンビニやスーパー、ドラッグストア等で毎日飲料ボトルを購入して飲むのは難しい。スティック状のヘルシアを持ち歩けば、どこでも手軽に飲むことができ、マイボトルに溶かしても持ち歩ける。生活の中に自然にヘルシアが入り込めるのだ。
こだわったのは、溶けやすさの工夫と、味の部分だ。煎茶の爽やかな香りと旨みに、ほのかに感じる抹茶の甘みを加え、お茶が本来持つ濃さとコクを出している。
「茶カテキンは苦渋味があるというイメージがあるため、私たちもつい、その苦渋味を過剰に制御してしまう傾向があります。ですが、今回はあえて“ヘルシアらしい味”、つまり茶葉の味である、濃さとコクを味わってもらおうと考えました」(下豊留氏)
とくにお湯に溶かして飲むと、“お茶を味わう”という感覚がより濃厚になる。健康のための飲料ではあるが、お茶の味を楽しめる要素が際立つのだ。
「ヘルシアは、どのような形状であれ、20世紀の科学が進化させた21世紀の“お茶”だと思っています。当社の研究と技術の力で、茶カテキンの力を引き出して新たなお茶を創造した。ですから、お茶の歴史の本があったら、その末尾にぜひヘルシアを記載してほしい」と下豊留氏は語る。その言葉には、ヘルシアの開発にかけてきた情熱が溢れ出る。
毎日飲み続けることで、内臓脂肪低減を助ける茶カテキンは、ヘルシア開発当初からの目的である“肥満の解消”への歩みを後押しする。食事と一緒に飲めば、食生活のバランスや健康に気をつかうきっかけにもなるはずだ。
商品のバリエーションを増やしながら、進化を続ける花王のヘルシア。飽和状態と言われるボトル詰め飲料の市場に比べ、粉末飲料の市場は小規模ながらも着実に伸びているという。花王はその市場で、新たなヘルシア“ファン”が増えることを確信している。