藤沢久美が伝授。人生100年時代を生きるための「50歳からのライフプラン」

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 不安なく「人生100年時代」を生きるためには、キャリアプラン、ライフプランをどう考えればいいのか。経済評論家で、シンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美氏に聞いた。(制作/ダイヤモンド社クロスメディア事業局)

経済的にも健康的にも、定年後に働き続けることが必須

藤沢久美(ふじさわ・くみ) 経済評論家、実業家。シンクタンク・ソフィアバンク代表。大阪市立大学卒業後、国内外の投資運用会社勤務を経て、1996年に日本初の投資信託評価会社を起業。99年、同社を売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。07年にダボス会議を主宰する世界経済フォーラムより「ヤング・グローバル・リーダー」に選出。政府各省の審議委員や日本証券業協会等の公益理事といった公職に加え、静岡銀行や豊田通商など上場企業の社外取締役なども兼務。著書に『最高のリーダーは何もしない』(ダイヤモンド社)ほか

 50代が「100歳までのライフプラン」を考えるとき、最も気にかかるのがお金の問題だろう。経済評論家で、シンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美氏は、「経済的にも健康のためにも、定年後も働き続けることが必須です」と断言する。

「定年後の主な収入である公的年金は、支給額が急激に減らされることはないと思われます。とはいえ、年金額改定のたびに不安を感じるのは、精神的に良くない。公的年金以外にも定期的に入ってくるお金があれば、ストレスを軽減できるでしょう」(藤沢氏。以下、コメント部分同)

 厚生労働省が実施した「中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)特別報告」のデータを見ても、就業している人は就労していない人よりも健康維持率、健康改善率ともに高くなっている。何かの役割を担って働くことは、健康面にも良いといえるようだ。

人生後半の50年は「縛られない生き方・働き方」を

 50代は、今の職場での先行きが見えてきたり、第一線で意思決定する機会が減り始めたりする時期でもある。自信をなくし、諦めモードに入ってしまう人も少なくない。働き続けるといっても、自分にそんな場所や機会があるだろうか、と感じる向きもあるだろう。

 しかし、藤沢氏は「今の日本では、知識や経験、スキル、人脈などをもつ中高年人材の“社会人力”が求められている」とエールを送る。ベンチャー企業の立ち上げを手伝っていると、「彼らはすばらしいビジネスアイディアを持っているのですが、営業や人事、総務、経理を担当する人材不足に悩んでいる」というのだ。

 アイディアを売り込みに行こうにも、大企業への有効なアプローチの方法が分からない。社内でコンプライアンスを担当する人も監査役もいない。中小企業も同様だ。華やかな肩書きや経歴がなくとも、現場でのスキルや経験を持った人材は再び輝けるのだ。

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