ショッピングモールのスマホ
最適化でターゲット層を拡大
――スマートフォンを利用する顧客層の特徴を教えてください。
久我:ビッダーズの特徴は、「モバイルに強い総合ショッピングモール」です。ユーザーの50%がF1層(20~34歳の女性)なので、ファッションやコスメ、雑貨に強いのです。
しかし、スマホの普及が拡大するなか、今後は“スマホEC”が非常に重要になってきます。弊社はこれまでケータイで培った強み・ノウハウをスマホに移植しつつ、スマホならではの特性も取り込むことで“スマホEC”での優位性をより強固にしたいと考えています。
例えば、限られた画面サイズの中で表現を最適化することです。スマホはケータイに比べれば画面が格段に大きくなったものの、PCに比べれば小さく、PCのように多くの情報を1つのページに掲載することができません。
スマホでのユーザー行動に合わせて必要な情報をコンパクトに集約したり、その行動を促進するための操作性を追求する必要があります。これは、当社がケータイで培ったノウハウを存分に活用できる部分です。
また、“スマホEC”市場の拡大の過程で実施したアンケート調査でわかったことがあるのですが、それは、ビッダーズのスマホ版で増加している新規ユーザーの多くが「これまではPCでしかECを利用したことがなかった」ということです。しかも、これら新規ユーザーのリピート率はケータイユーザーよりも高くなっています。
つまり、スマホを意識した集客導線や使い勝手を追求したユーザビリティ、サービスを提供し続けることができれば、ユーザーは買い物をする場所を他社からビッダーズに乗り換え、使い続けてくれることを示しています。
この変化の激しいスマホビジネスの領域で、変化をより早く察知し対応しつつも新たな市場や価値の創出を追求することで、ケータイユーザーもPCユーザーも吸収しながら、“スマホEC”市場における優位性を確立していきます。
最近、ビッダーズに加盟するEC運営企業の方から、「スマホ対応の必要性はわかっているが、なかなかリソースを割くことができない」、あるいは、「自社ではスマホ対応の方法がわからないので、“スマホEC”での勝ち方をビッダーズで習得するために加盟した」という声をいただきます。
同じような考えを持つEC運営企業の方は、ぜひビッダーズをご利用ください。