要するに、外出先でのメール使用を可能にして残業時間を減らしたわけだ。また、会議中にPCで別の作業をしているような社員がいた場合、会議の長さは適切なのか、さらには本当にその会議が必要なのかといった本質的な課題が見えてくるなどのメリットもある。
高野室長が率るのは、マイクロソフト製品で課題解決を行う部署である。「PC情報レポーティングに加え、Microsoft 365では、従来のOffice 365の機能に、高度なセキュリティ機能も備わっており、最適な提案が可能です。秋葉原と大阪に自社の検証施設を設けており、“働き心地”を体感できます」(高野室長)
同社の30年におよぶ「働き方改革」への取り組み、そして、独立系SI企業ならではの強みを生かした総合的な提案力に期待したい。
2500社超の企業が導入する「moreNOTE」
ペーパーレス会議やテレワークで絶大な威力を発揮
「moreNOTE」(モアノート)は、資料の一元管理と、タブレットやスマホなどで安全な資料の持ち出しや共有ができるアプリケーションだ。富士ソフトが自社で利用した結果、ペーパーレス会議の実現によって紙資料や印刷コスト、会議準備時間がそれぞれ約90%削減した。テレワークやスキマ時間の活用にも活発に使われているという。永瀬佳代子事業部長はmoreNOTEの特徴を次のように話す。
「カレンダー形式で会議ごとに資料が表示できます。一般にビジネスパーソンは『資料や物を探すのに1日30分程度費やしている』といわれますが、moreNOTEなら過去や未来の会議資料も即座に取り出せます。もちろん、役員会議の資料もセキュアに管理可能です」
「ペアリング(同期機能)」も便利だ。会議の出席者のデバイスを同期させ、説明箇所をカーソルで示したりラインを引いたりできるため、コミュニケーションが取りやすい。ペーパーレス会議はもちろん、柔軟な働き方にも大いに役立ちそうだ。
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