緻密な営業戦略を基に
営業ストーリーを進化させる
同社ではシステムを自社開発するため、現場からの声をフィードバックし迅速に商品化できるという強みも持つ。その中から生まれたのが"ドリームキューブ"と呼ばれる店舗別のアプリだ。これはSNSと連動可能な顧客集客管理システム。新規顧客の集客はもちろん、来店を促すプッシュ通知や、来店するとポイントを自動的に付与する機能など、新規顧客をリピーターへつなげてゆくシステムも搭載されている。
年に1度行われる「経営方針発表会」(写真上)は、各事業部長よりその期の事業方針に関して発表されるエス・ケイ通信の一大イベントだ。年間の優秀社員をたたえる「社長賞」の発表もある。(写真下:社長賞受賞者の集合写真)
こうした独自の人気プロダクトに加え、同社が強みとするのは業界でも有数の"営業力"である。
同社では優秀な営業マンのスキルを、シンプルなマニュアルに落とし込んで"誰にでも売れる仕組みづくり"を実践。専門の"営業リスト戦略室"を設けて効果的な営業リストを作成するなど、営業戦略と戦術を緻密に作り上げている。
「営業にはストーリーが必要ですが、受注が上がらないときは、何が問題なのかを徹底的に話し合い、今お客さまは何を求めているのかを分析しながら、年間を通じて営業ストーリーを柔軟に進化させていきます。ホームページやアプリの提供を通してリレーションを構築しながら、お客さまの要望や声を聞くことも大切にしています」(廣瀨社長)