家族をつなぐコメントに
笑顔の写真を添えて
質問票の最後はコメント欄。これは訪問担当者が、訪問時の様子や印象に残ったことを書き込む。岡本さんによると、子どもたちにはコメント欄が好評だそうだ。「東京に住む次女は、『私たちとは違う目線で母を見てもらえるので報告書を読むのが楽しみ』と言っています。私の写真も好評みたい。秋田のめいに紹介されたのですが、加入して良かった」。
そう笑う岡本さんの顔がふっと陰った。「今の時期は、外が暗くなるのが早く、ふと寂しいなと思いますね」。すかさず黒川部長が「もし気になることがあったら、遠慮なく私に電話をしてください」と言葉をつなぐ。
会話が弾み、楽しい30分間はあっという間に過ぎてしまうが「時間だからと打ち切ることはありません。人生の経験が豊富な方ばかりだから、いろいろなことを教えていただいています」と西埜氏。
質問は基本項目7問に、契約者が気になる3問を追加できる。第三者の目を通した親の意外な姿が伝わると好評だ