富士通グループでは、全世界16万人の社員に協働のプラットフォームとしてOffice 365を導入し、活用ノウハウを蓄積してきた。そのノウハウと、同グループが世界中に構える拠点を活かして、企業の海外進出に伴うOffice 365のグローバルな活用を全面的にサポートできる点が、富士通マーケティングの最大の強みだと同社執行役員の浅香直也氏は話す。
経営トップも積極的に利用し
意思決定のスピードが大幅向上
浅香直也
富士通マーケティング 執行役員
ソリューションビジネスグループ 副グループ長 (兼)クラウド・サポートサービス本部長
1983年入社、アプリケーションの開発に従事。その後エンジニアとして自社製品を全国に展開。2010年に執行役員就任、商品企画を経て2017年クラウド・サポートサービス本部長に就任。
富士通マーケティング 執行役員
ソリューションビジネスグループ 副グループ長 (兼)クラウド・サポートサービス本部長
1983年入社、アプリケーションの開発に従事。その後エンジニアとして自社製品を全国に展開。2010年に執行役員就任、商品企画を経て2017年クラウド・サポートサービス本部長に就任。
編集部(以下青文字):今日の企業は働き方改革やデジタル革命など、さまざまな変革の波にさらされています。その波を最も強く受けている業界の一つがIT業界ではないでしょうか。
浅香(以下略):ご指摘の通りです。今日の企業は質と量の両面で人材確保に苦労しており、今後も成長を続けるためには社員一人ひとりの生産性向上が不可欠です。また、人が減る中で組織として生産性を高めていくために、「チームで働く」ということにもっと真剣に取り組まなくてはなりません。
こうした状況の中、我々のIT業界はさらに厳しい状況に置かれています。これまでは同業者との間で人材の獲得競争をしてきましたが、あらゆる業界でデジタル変革が進む今日、AIなどの先進技術に関わる人材をすべての業界が欲しています。
富士通グループでは、この問題への対応の一環として、既存の人材の一部をデジタルに転換することを始めています。また、この転換によって減少する人的リソースを補うために、定型的な業務の効率化だけでなく、非定型的な業務のさらなる効率化も進めています。