日本経済を再生させる
科学技術のイノベーションの創造

内閣府/戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)

「Society(ソサエティ) 5.0」を加速させる
第2期プログラム

 SIPの第1期のプログラムは、従来の枠組みを超えたメカニズムとして産業界からも大きな評価を受けたという。またプログラムに参加したアカデミアからも、産業界が求める技術が明確になったと歓迎されている。そのSIPの第2期は18年度からスタートした。すでに12の課題が設定され、各プログラムのPDが選定されている。

 第2期の対象課題の特徴は、サイバー空間とフィジカル空間が融合する「Society 5.0」を加速するものが多いという点。ビッグデータやAIを活用したサイバー空間の基盤技術や、IoT社会に対応したサイバー・フィジカル・セキュリティーなどの課題が目立つ。

「今後の課題はプログラムの社会実装をより多く実現させること。そのためわれわれガバニングボードも積極的にPDをフォローしたいと考えています。もう一つの課題は、民間からの資金を増やしていくこと。SIPは約300億円の予算を持ちますが、それはイノベーションのためのトリガーにすぎません。もともと日本の研究開発投資総額の約7割は民間企業の投資であり、企業を本気にさせるためにも、社会実装に向けてやはり民間からの出資が重要になると考えています」と、橋本氏は産業界への期待を語る。

【参加者募集!】2月20・21日 シンポジウム開催~第1期5年間の総括と第2期への期待~

 内閣府は、2019年2月20日(水)と21日(木)の2日間、東京ドームシティホール/プリズムホールで「SIPシンポジウム2018」を開催する。SIPの活動や成果を国民に周知するためで、基調講演やカンファレンス、パネルディスカッションなどが予定され、第1期のPDから最終成果のプレゼンテーションや、第2期の課題の紹介などが行われる予定だ。プリズムホールでは、未来のエキシビションや専門分科会も開催。日本の最先端の科学技術イノベーションに触れることのできるイベントでもある。

日本経済を再生させる科学技術のイノベーションの創造2017年9月に行われたSIPシンポジウムには1000人を超える来場者があり盛況だった

 

[SIP シンポジウム2018参加者募集]
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sympo2018.html​

 

【シンポジウム問い合わせ先】
SIPシンポジウム2018事務局(セレスポ内)

Tel:03-6903-6450
E-mail:
sip2018@cerespo.co.jp

 

●問い合わせ先
内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当) SIP事務局 https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/index.html
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