派遣や請負などの形態を取りながら、質の高い設計技術で日本のものづくり業界を支えるデザインネットワーク。充実した教育研修や、最先端のプロジェクトを通して、質の高いアウトプットを生み出せるエンジニアを育成している。
佐藤明人 代表取締役
デザインネットワークの主力事業は、ものづくり企業に対して「設計技術」を使ったソリューションを提供することだ。同社ではこれを“プロジェクト事業”と呼び、技術分野は、機械設計、電気・電子設計、ソフトウエア開発の三つ。業務形態は、クライアント先で開発プロジェクトに参加する派遣業務、受託開発部署が自社内で設計開発する請負業務、クライアント先に開発チームを置く常駐業務などがある。
同社の佐藤明人社長は、「当社の強みは、そうした業務形態自体にこだわるのではなく、お客さまが抱える課題に対して、どの形態が一番効果的なソリューションを提供できるか、それを考えて柔軟に対応できることにあります」と説明する。
同社では他に、製品アイデアの創出から具現化へのサポートを行う“R&D(研究開発)支援事業”、技術的な課題を経験豊富なエンジニアが支援する“コンサルティング事業”も行う。
「R&D支援事業としては、化粧品や文房具メーカーへの新機構・構造のアイデア提供や、公的研究機関主導の新半導体製造方式開発プロジェクトへの参画等を行っています。また、コンサルティング事業としては、さまざまな企業へのものづくり、各種手作業工程の自動化、省力化等の支援を行っており、実例としては、大手眼鏡販売会社JINS様の店舗内に設置している小型レンズ自動加工搬送装置の開発などがあります。根底にあるのは、お客さまに“ありがたい”と思ってもらえること。技術系アウトソーシング会社の中で、ここまで幅広く柔軟に対応できるのは他にないと自負しています」(佐藤社長)